【自分で部屋探し:補足編】カナダでワーホリ。部屋探しで見かける「コンドミニアム」とは?実際に住んだ感想は?
- 2020.01.14
- 部屋探し

【要点】
■「コンドミニアム」とは、日本で言うところの「分譲マンション」
■部屋探しをする上で「コンドミニアム」か「アパート」かをこだわる必要はない
■コンドミニアムに住むのは、結構、快適。
【この記事はこんな人におすすめ】
・コンドミニアムって何?と知りたい人
・コンドミニアムのシェアルームについて、間取りや部屋に興味がある人
・料金や、実際に住んでみた感想について知りたい人
やっほー、ポジティブめがね・こくぶん(@CocobunYummy)です。
カナダのバンクーバーで、自力で部屋探しをする記事ばかり挙げてる気がしてきたけれど、
今回はちょこっと足したい部分があったから【補足編】。
タイトルにもある通り「コンドミニアムとは?」という点について、
実際に住んでみた感想も踏まえて、できるだけ詳しく紹介しようと思う。
【バンクーバーで部屋探しシリーズ全5回の記事一覧】
【自分で部屋探し:その①】現地に行く前に、日本でできる準備編
【自分で部屋探し:その②】Airbnbで仮宿を手配した話。英語での予約方法もチェックしてみて!
【自分で部屋探し:その③】バンクーバーの格安ホステルを仮宿にするのは現実的か?
【自分で部屋探し:その④】バンクーバーで部屋探し。部屋探しの流れから英語フレーズ集まで
【自分で部屋探し:その⑤】バンクーバーでの部屋探しのポイント・注意点
★【自分で部屋探し:補足編】カナダでワーホリ。部屋探しで見かける「コンドミニアム」って?
1,カナダでの部屋探し。よく見かける「コンドミニアム」って?
(1)コンドミニアムとは
「そもそもコンドミニアムって何??」という人もいると思う。
まさに、私こくぶんもそうだった。
ということで、引用をしつつ以下 詳しく説明したいと思う。
【コンドミニアムとは】
■コンドミニアムとは、アメリカ・カナダの分譲の集合住宅のこと。
■「コンド」と略して呼ばれるor表記されることが多い
■日本の「分譲マンション」とほぼ同義である。
■また、所有権と利用権を分けて考え、
所有者が利用しない時は一般の人が利用できるシステムのホテルにもなり、
その収益は所有者に還元される。
(日本では、リゾート地にある集合住宅型の別荘をコンドミニアムと呼ぶこともある)
つまり、「コンドミニアム」とは、日本で言う「マンション」のこと。
なかなかイメージがわかないかも知れないから、
Googleの画像検索でそれぞれの画像を見てみよう。
【コンドミニアム】
【マンション】
うん、ほぼ同じだね。
画像のような中高層の集合住宅のことを、
カナダでは特に「コンドミニアム」と呼んでいるのね。
【ちなみに…】
カナダ・バンクーバーの日本人向け部屋探しサイト(JP CANADA)でも、
表記の仕方は「コンド」もしくは「コンドミニアム」だったりする。
【注意】“マンション”の意味について
コンドミニアムの意味がわかったところで、
「マンション」の意味について1つ注意点が。
「マンション(mansion)」は、なんとなく和製英語っぽい雰囲気が
漂う単語だけれど、もちろん英語。
ただ、日本で言う所の意味とは、結構な具合で違う。
Google画像サーチで「mansion」と調べてみてほしい。
検索すると、こんな画像がずらーーっと出てくる。
「mansion」とは、英語では「大邸宅・豪邸」という意味。
日本で言うところの「マンション」は、
カナダやアメリカで使う場合に「コンドミニアム」と表現するのが適切。
もし、日本でマンションに住んる人は、
カナダに行ったときに間違ってこの単語を使って自分の家を説明しないように。
さもなくば、とんでもなくお金持ちだと思わちゃうよ。笑
(2)アパートと何が違うの?
さて、「コンドミニアム」と「マンション」についてはわかった。
じゃあ、「コンドミニアム」と「アパート」との違いは?
比較的わかりやすいサイトがあったらから、
以下そのまま引用してみるね。
【アパートとコンドミニアムとマンションの違い】
■アパート
管理会社が建物内全ての部屋を管理しそれぞれの入居者と賃貸契約をする。■コンドミニアム
日本の分譲のマンションと同様、各部屋ごとにオーナーが存在し、そのオーナーが入居者と賃貸契約をする。家賃や賃貸契約は各オーナーによって異なる。■マンション
英語では「大邸宅、豪邸」を指す言葉。
何部屋もありプールなどもついている、ちょっとしたお金持ちレベルではなく、
セレブが住むような大邸宅。何部屋もありプールなどもついている、セレブが住むような大邸宅。※参照元:GoVan「住むところの探し方」・ネイティブと英語について話したこと「英語のマンションとアパートの意味の違いを考える」
う~~ん。
で?
と、うなっちゃう位頭に入ってこない。
ということで、他複数のサイトや留学エージェントの記事を読んで、
個人的にこくぶんは以下の画像の通り解釈した。
違いについて簡単に言うと、以下の通り。
■「賃貸」か「分譲」か、の違い。
■利用する私たちにとって違うのは、
「家賃の支払先が誰か?」という点。
もう少し詳しく説明してみよう。
■アパート
家賃は「管理会社」が決定
その部屋を直接に借りるから、家賃は直接「管理会社」に支払う
■コンドミニアム
家賃は、部屋を直接所有している「オーナー」が決定
分譲ということは、つまり所有者がその部屋をまるまる購入したという意味
オーナーが購入した部屋の一部を借りるため、家賃は「オーナー」に支払う
※100%鵜呑みにしないでくださいね。
不動産業界としての定義や解釈は違うだろうし、ましてやカナダのバンクーバー現地の不動産について
専門的に学んでいるわけではないのでご承知ください。
正直、私こくぶんも、現地バンクーバーで部屋探し中もイマイチわからず、
こうして記事を書くにために調べてよやく「ん~なるほど」と、ちょっと腑に落ちたんだけどね。
なんとなくでも、違いについてイメージが湧いたら嬉しい。
2,コンドミニアムのシェアルームに実際に住んでみた
(1)コンドミニアムのワンルーム。間取りはこんな感じ
コンドミニアムでの生活について、
もう少しイメージが湧くように実際に住んでいた画像を用いながら説明してみよう。
上に載せた写真は、私こくぶんが実際に住んでいたコンドミニアムの外観。
ダウンタウンにあり、駅から徒歩40秒くらいの神立地。
部屋は37階まで。住民用に専用ジムがある、成功者気分を味わえるコンドだった。
家族から単身者用まで、様々な部屋タイプがコンド内にあって、
私こくぶんが住んでいた部屋タイプは、1世帯(3~4人向き)用の1室。
【間取り】
そして、これが、住んでいたワンルームの間取り。
2LDKの部屋で、これを5人でシェアしていた。
イメージとしては、
日本のマンション(一世帯の家族が住むような部屋)一室を
無理に5人で住めるように少し改造した物件
だった。
といっても、コンドミニアムのシェアハウスの多くはこんな感じ。
同じ間取りで、さらに無理やり6人で住めるようにしている部屋もあったくらい。笑
(2)コンドミニアムのシェアルーム。各部屋はこんな感じ
次に、それぞれ部屋について、
実際に私こくぶんが借りて住んでいた各部屋の写真をもとに見ていこう。
①マスタールーム
1ヶ月の家賃:CA$920(約76,000円)
■「マスタールーム」というだけ、最も広くて、眺めも良い部屋
■ここのスタールームには「バルコニー」というか小さなベランダがあった
②ソラリウム(セカンドルーム)
1ヶ月の家賃:CA$860(約71,000円)
■ソラリウムとは、
「大きな窓で壁の1面もしくは2面が埋め尽くされた小さな部屋」
のことを指すらしい
■セカンドルームとは、
「マスタールームの次に大きい部屋」のこと
※この物件の場合「セカンドルーム」が「ソラリウム」の要素も含んでいた
■1面が窓のため景色が良い
■高層階の場合、なかなかの成功者気分を味わえる
■が、夏の晴れた日には直射日光が入ってくるから暑い、マジで暑い
■冬は寒い
※私は住んでないけれど、ここに住んでたイギリス人のルームメイトが
“I hate my room!!! It’s too hot!!!!(マジ暑くてこの部屋嫌い!)”
とたびたび愚痴っていた…笑
③リビングルーム
1ヶ月の家賃:CA$650(約54,000円)
■「リビングルーム」という名の、ドア無しの部屋。笑
■本来リビングである場所を、”ついたて”やカーテンなどの仕切りで、
無理やり部屋にした場所
■もちろん鍵無し、半プライベートな部屋
■隣のキッチンの音も全て聞こえる
■こんな感じだから、家賃は他の部屋に比べると安い。
■神経質の人は絶対に住んではいけない部屋。笑
ちなみに、私こくぶんの場合、最初は電話好きなペルー人、
その後に音楽好きなメキシコ人が住んでいたから、昼間深夜に関わらず
いつもリビングから音が聞こえるような環境だった。
私は彼らがそんな調子でも気にならなかったけれど、
ダメな人は本当にダメだったと思う。
ルームメイトによりけり、もはや運ですね。笑
④デン
1ヶ月の家賃:CA$:CA$600(約49,000円)
■先の「リビングルーム」の無理やり感をさらに越えるのがこの「デン(den)」
■”den”という言葉のそもそも意味は「巣、穴、ねぐら、ほら穴」(weblioより)
■ちなみに、上の写真は、
実際に私こくぶんが半年住んでいた部屋。そう、私はデンに住んでいた。
■見ての通り、窓のない超小部屋。
「書斎」や「物置」といった小部屋を、無理やり人が寝れるよう改造した部屋が「デン」
■こんな具合だから、部屋の中でも最も家賃が安い
ちなみ言うと、こくぶんが住んでいたこの「デン」はかなりマシな方で、
物件によっては、これは部屋じゃなくてクローゼットじゃん!!みたいなデンもあったし、
布団に引っかかってドアの開け締めがしにくいデンもあった。
しかし住めば都。
このこじんまり感が個人的には好きだったなぁ。懐かしい。
⑤共有スペース
※上の写真も、実際に私が住んでいた時に撮った写真
■1世帯家族を想定してデザインされているが、これを5人で使う
■共有スペースは、
リビング・キッチン・バスルーム・洗濯&乾燥機・下足場
■トイレとバスルームが一緒だから、トイレに行きたいのに行けない!
みたいなことがたまにあった。(超不便、ではない)
■消耗品(ラップ、洗剤、トイレットペーパー等)はルームメイトと相談して購入
※私たちの場合、トイレットペーパーは各自購入、
その他消耗品は雰囲気で誰かが買っていた笑
■掃除は週ごとに必ず1人1エリア掃除するよう、
オーナーが割当て&チェックしていた
(おまけ1)洗濯&乾燥機
ここでちょっと脱線。
洗濯&乾燥機が、日本と大きく違ったからシェアしたい。
私こくぶんが住んでいたコンドミニアムは、
上の写真のように、なんとクローゼットのような所に収納されていて、
扉を開けると出現するという感じに設置されていた。
ここカナダでは日本のように「外干し」の文化ではないようで、
乾燥機はセットになっている場合がほとんどらしい。
おもしろい~
(おまけ2)エレベーターのせいで遅刻した経験多数
おそらく人生で二度と「高層マンション」に住むことは無いだろうと思い、
記念に撮ったエレベーター内のボタン。
37階まであって、私こくぶんが住んでいたいのは29階。
最初の方は
「成功者気分!!Yeah!!」
みたいに楽しんでたんだけれど、
・37階もあるし
・朝は混むし
・なのにエレベーターは2基しかないし
・結構な頻度で、1基ずつ壊れて使い物にならないことがあったり
・エレベーターを待つだけで5分かかったこともあったり
…と、まあ高層マンション、ならではの煩わしさがあった。
今となってはいい思い出だけれど、
決して一生は住みたくないと思えた経験だったよ…。笑
以上がコンドミニアムに住む場合の部屋のイメージ。
実際に、私こくぶんを含めて5人で住んだ感想としては、
■案外、快適(住めば都)
■でも、トイレやシャワーが1つしかないから、待つこともしばし
■高層階に住むと、もれなく“成功者感”を味わえる。
が、エレベーター待ちがあったりする。
ざっくりこんな感じかな。
シェアハウスで実際に生活してみた感想については、
以下、別の記事で詳しくふれているから、気になる人は合わせてチェックしてみてほしい。
(3)“ルール違反” オーナーに注意
1点、自分も含めて経験したことがある注意点についてシェア。
シェアルーム・シェアハウスのオーナーの中で、少なからず
「ルール・規則違反」をしながら部屋を貸しているオーナーがいる点に注意してほしい。
これは、「アパート」「コンドミニアム」と形態に関わらず、の話し。
実際に、私こくぶんが借りていた部屋のオーナーも、ルール違反をしていた。
確実に違反しているとわかった内容としては、以下の通り。
コンドミニアムを所有している「管理会社」が規定する規約
■申請した世帯人数以上の居住
■6ヶ月未満の居住
これらは規約により、認められない。
が、これらを破っていた。
なんでこれが判ったかというと、
住人の共有掲示板みたいなところに、でかでかと貼り紙があったから。
まあ、あからさまに「留学生やワーホリのような短期滞在者」がはびこっていて、
他住民から苦情がきたんだろうな、と。
なお、私こくぶんが契約したオーナーは、
管理会社には内緒にしつつ部屋貸し業をしていた。
だから、もし実態が明るみに出ていれば、
私や一緒に住んでいたルームメートも何かしら罰則があったかもしれない。
まあ、実際なかったから良かったけれど、
正直こういうオーナーは多い。
というか、ほとんどが、ルール違反をしているオーナーなんじゃないか、とも思う。
(管理会社に内緒でビジネスしている、という意味。感覚値ですまんが。)
ルール違反をしているオーナーじゃない部屋って、どうやって見極めればいいか?
じゃあ、どうやってそうしたオーナーを見極めるか。
正直に言えば「知らん」。
私こくぶんも、実際に住んで、退去寸前で
「このオーナー、むっちゃ管理会社に内緒でシェアハウスやってる…」
という実態がわかったからね。
でも、「思い返せば、こういった点が怪しかったな…」と思い当たる節はあるから、
その点だけアイディアとしてシェアしたいと思う。
【もしかしたら、その部屋のオーナー、ルール違反してるかも】
■1室の間取りに対して、ルームメイトが明らかに多い部屋
2部屋しかないのに、ルームメイトが5~6人いる等
■専用ジムがある場合、積極的に案内しようとしないオーナー
コンドミニアムにもよるけれど、専用ジムが有る場合、セキュリティーのために
・「ジム受付(フロント)」にカメラがあったり、
・専用のキーやカードが必要
な場合がある。
つまり、居住者が変わる度に、ジム利用者の変更をすると、
管理会社に「このオーナーは不当なシェアルームをしている」
と怪しまれる可能性がある。
だから、積極的に「ジムは使えるよ!」と案内しない場合、
それはちょっと怪しいオーナーかもしれない。
(実際に、私こくぶんのオーナーがそうだった)
こんな感じ。
と言いつつ、
「管理会社とのやくそく(規約)を無視しているオーナーから部屋を借りて
住んでいたけれど、大きな問題なく快適に生活できた」
のが実際のところだったんだけれどね。
現地の大学に通う等、中長期を考えている人はトラブルにならないようしたいところだけれど、
正直な所、1年にも満たずに引っ越す場合(ワーホリ)、
そこまで神経質になって部屋探しをしなくてもいいんじゃないか、というのが個人的な感想。
3,まとめ
以上、コンドミニアムについて、「アパート」「マンション」との違いや、
実際に住んでみた感想も含めてシェアしてみたけれど、参考になったかな?
軽く以下の通りにまとめて、締めとしたい。
コンドミニアムって何?
■中高層集合住宅。
■日本で言うところの「分譲マンション」
■アパートと似ているけれど、
・「賃貸か、分譲か」という点
・家賃の支払い先が、「管理会社か、オーナーか」という点
が違う。と言いつつ、生活する上での違いはほぼ無い。
コンドミニアムのシェアルームについて、部屋の中見に興味がある人
■日本のマンション(一世帯の家族が住むような部屋)一室を
無理に複数人で住めるように少し改造した間取り
■“マスタールーム” “ソラリウム” “デン”など、
部屋の大きさや特徴によって、呼び方があり、家賃も異なる。
料金や、実際に住んでみた感想について知りたい人
■料金が高い部屋 順に、
マスタールーム>セカンドルーム or ソラリウム> リビングルーム> デン
といった具合。
■私こくぶんは、窓なし・ベッドと簡易テーブルのみの「デン」に住んでいたが、
住めば都、結構快適だった。
■ただし、トイレやシャワーが1つしかないから、待つこともしばし
こんな感じ!
部屋探しをする上で、この記事が少しでもあなたの参考になったら嬉しい。
もし、「この定義は違う」「私が住んでいたコンドのオーナーはルール違反なんてしてなかった」等、異議も含めて、何かコメントがあったら、ぜひ教えてね 🙂
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