【VIA鉄道の旅②乗車編】Vancouver(バンクーバー)~Jasper(ジャスパー)までエコノミークラスで利用してみた その2

  • 2019.09.15
【VIA鉄道の旅②乗車編】Vancouver(バンクーバー)~Jasper(ジャスパー)までエコノミークラスで利用してみた その2

【写真】カナダ大陸を横断するVIA鉄道。前回に引き続き、バンクーバーからジャスパーまで1泊2日をエコノミークラスで旅した過程や感想をシェア。

【要点】

■VIA鉄道でジャスパーからバンクーバーまでの列車旅。その過程と旅行記。

■長くなるから複数可に分けて投稿。第二弾は「乗車編」。

■ちなみに、「エコノミー」クラスしか利用していないよ。

【この記事はこんな人向け】

・バンクーバーからジャスパーまで、VIA鉄道のエコノミーを利用したいと考えている人

・なるべくお金をかけずに、それでも列車旅を満喫したい人

・車内について、食事について知りたい人

・寝台車クラスの情報は詳しく触れていないの、Sorry

さて、前回の記事では「予約編」として、VIA鉄道の概要から各シートタイプの紹介、そしてお得にチケットを手に入れる方法などシェアしたよ。

今回は、おそらく最も気になるであろう、乗車編

エコノミークラスって、実際どうやって寝るの?どんな食事が出るの?何をして過ごすの?
なんてことを、以下紹介していきたいと思う。

1,エコノミークラスの人が乗車するまで

(1)待合室

最初に「待合室」について取り上げたのには訳があって、
実は寝台クラス(エコノミークラス以外)は、なんと「紅茶・コーヒーその他お菓子などが無料」で「ゆったりお待ちいただける」ラウンジを利用できる。

が、エコノミークラスにはそんな上等な空間は皆無

じゃあ、どうするかと言うと、駅構内にある椅子で時間までアナウンスがあるまで待ち、その後下の写真のように並んで待つ、のみ。

「なんやかんやで、エコノミークラスでも水くらい飲めるラウンジがあるんじゃないか」
と淡い期待をしていたが、皆無。これがエコノミークラスです。

 

(2)乗車方法

乗車方法といっても、至ってシンプル。シンプルどころか、「え、これで本当にいいの?」と若干心配になるレベル。
以下、写真と一緒に箇条書きで説明しよう。

①搭乗券を一応用意する

搭乗券(Bording Pass)は、スマホ画面のものでも構わないらしいけれど、こくぶんは念の為、印刷して持っていった。

これに加えて、一応身分証明書(パスポート)も用意しておいたのだがしかし。
乗車する入り口、改札のような所で、あろうことか搭乗券すら確認されず。

Have a good trip!! とフレンドリーに言われて終了。
これがカナダなのね、きっと。笑

②自分の席の車両までひたすら歩く

改札のような場所をぬるっと通り過ぎたら、ひたすら前の人について歩いて行く。

ちなみに搭乗は飛行機同様、予約しているクラスごとに行われるから、もちろんエコノミークラスはラスト。

つまり、一緒に並んで待っていた人たちは皆エコノミークラスの乗客だから、
「前の人について」行けば必然的にエコノミークラスの車両に行き着く。

飛行機と違って、

・車両がいくつかある(しかも車両数が多い
・エコノミークラスの場合、座席が決まっていない

ので、自分の席がある車両ナンバーを確認しておこう。

上の画像は、実際の搭乗券なんだけれど、真ん中のあたりの情報を見てほしい。

これからわかるのは、
 ・車両は「2」であること (Train #と書かれた下の部分)
 ・座席は決まっていないこと(Seat : No seat assignment、「座席は決まっていない」)

ということ。
なので、とりあえず前の人についていき、「車両ナンバー2」までひたすら歩く。

”ひたすら”というのは、車両は全部で15両以上あったり、1つ1つが長いもんだから、まあまあ歩くの。2~3分くらい歩いたと思う。

③車両に到着したら、係員に従って乗車する

頑張って歩いた先、ついに車両にたどり着くと、入り口に写真のように「よく来たじゃない」という具合に係員が立っている。
ちなみに、ここで対応してくれる係員が、その車両・クラスを担当する責任者。

事前にネットで調べていた情報によれば、このときに

・搭乗券
・身分証明書

の提示が必要、とのことだったが、
なんとここでも確認されず。

どんだけセキュリティゆるいねん!と疑ってしまうが、実は列車が走り出して50分後くらいに、ようやく確認に来るというシステムだった

すごいよね、なんか日本じゃありえんよね。笑

ちなみに、この乗車口の階段、写真だと普通の階段に見えるけれど、まあまあ急勾配
脚力に自身のあったこくぶんでさえ、手すりに力いれて「うをいしょぉおお」って登らないと若干辛めだったので、
大荷物抱えてる人は、係員に手を貸してもらった方がよいと思う。

2,エコノミークラスの人が乗車したら

ぬるっと、乗車を果たしたら、いよいよ列車旅の始まり。
エコノミークラスがどんなものか、以下説明しようと思う。

(1)座席

先程も書いたように、座席は決まっていないから、自分の好きな所を確保できる。
もちろん、乗車した順にいい席を取れる。

バンクーバー・ジャスパー間に関して言えば、こくぶんは進行方向むかって右側に座ったけれど、
もしかしたら左側の方が良いかも知れない。(正直、どっちでも…といったところ)

ちなみに、私こくぶんが利用した時期は4月と、閑散期にあたるから、座席争いはほぼ無く、
席も2席を1人で使えたからよかったけれど、
夏(7~8月)や紅葉シーズンは混むと聞いたから、
ハイシーズンに良い席をゲットしたい人は、駅に早めに到着しておいた方がよさそう

座席はこんな感じ。

席と席の間に手すりやソファ間の段差がないから、「く」の字に寝転がっても腰が痛くない。
夜はもちろん2席まるまる使って寝た。ちなみに私こくぶんは身長が170cmあるから足は当然伸ばせなかったが、別にそこまで狭さは感じなかった。

場所については、私はすぐ後ろが「荷物入れ&トイレ」という、入り口に近い所を確保。理由は以下の通り。

・後ろの人を気にせず座席を倒したかった
・荷物を見張っておける位置にいたかった

というだけの理由なんだけれど、正直、眠る以外この席にほとんどいなかったから、
こだわりがなければどの席でもかわりないかもしれない

座席の間隔については、写真の通り申し分ないくらいゆったり。
小柄な日本人にとっては十分すぎるくらいかな、という印象。

写真にも写ってるけれど、コンセント(日本と同じAタイプ、変圧器もPCやスマホ充電器に関しては不要)もある

(2)予約&ID(身分証明)のチェック

先程も書いたけれど、乗車する際に身分証明の確認はおろか予約表の確認すら無かったVIA鉄道。
いつチェックするのか疑問に思っていたけれど、列車が動き出してから50分後位に、車両や注意事項の案内が乗務員さんからあり、その後にようやくチェック作業が開始されたよ。

*チェック時に乗務員さんに見せるもの*

ID(身分証明になるもの)パスポート
もし、カナダに住んでいてカナダのIDやドライバーズライセンスがあればそれでもOK

・予約表
印刷したものでも、スマホ画面でもOK。

これらをチェックされた後、乗務員さんから「あなた、Jasper(目的地)で降りるのよね?」と聞かれたから、「そうだよ」と答えたんだけれど、何やら紙にメモメモ…。

メモを書いた後、座席の上にそのメモを挟んでいたから、なんだろう?と思って見てみたら、
「降りる場所」と謎の数字がかかれたメモが挟んであった(下の写真)。

なかなかアナログな方法でかわいい。

以上、チェックが終わると後は降りるまで自由時間。
ということで、さっそく車輌を探索してみよう。

(3)エコノミークラスの車両にあるもの

①荷物置き場

まずは、手荷物入れ。上の写真のように、3段からなるささやかなスペースからなる。
転落防止用のネットはあるものの、鍵などはもちろんついていない。

でも、これ、奥行きがあるから大きめのスーツケースでも入る。

ちなみに私は荷物を2つ持っていた(60Lのバックパックと30Lのバッグパック)。
預け入れ用にと思って、バンクーバーの駅で係員さんに言ったら、
「それくらいなら車内に入るよ~」と案内されたけど、確かにこの荷物入れに収まった。

ただし、管理は自己責任だから、盗難(車内の治安はすこぶる良い)が不安の人は南京錠やチェーンなどでしっかり防犯対策をしようこくぶんは、もちろん防犯対策をしたよ。

②トイレ&洗面所

荷物入れの目の前にあったのが、トイレと洗面所。中の写真は以下の通り。

▼内側の扉(ハンガー掛け付き)

▼トイレ(オムツ替え付き)と向かい側に洗面所

写真だと狭そうだけれど、人2人が入れるくらい意外とスペーシャス。
日本の新幹線にあるトイレよりも若干広い印象。清潔感もあり、トイレットペーパーも流せる。
(ハンドタオル:手を拭く用の紙ペーパーは流しちゃダメ、と書かれている)

特筆していうのなら、

・男女兼用
・歯磨きや顔洗う場所もここ
・1車両に確か1つ(定かじゃないすまん)
・何度も言うが、エコノミークラスにはシャワーが無いし、絶対に使えない
(お金を追加で払って使う、ということもできない)

っていうくらいかな。
完全に節約派orバックパッカー向け、もしくは短期滞在者や気にしない人向けだね。

③給水所

写真を取り忘れてしまったけれど、トイレの外側に面している壁に、
飲料水として飲める給水所がある

乾燥しやすい車内ではとても助かるし、なにより無料なのもいい
もちろん、ダイニングカー(エコノミークラス専用)にいけば、水もお湯もあるけれど、遠いから車両に備え付けなのはありがだかった。

(2)エコノミークラス専用ラウンジ

列車の旅の醍醐味といえば、食堂車やラウンジなどの特別車両。

と言いつつ、残念ながらVIA鉄道のエコノミークラスには「食堂車」が無い。

その代わりと言ってはなんだけれど、「食事ができるスペース」&「ラウンジっぽい雰囲気のスペース」がついてる車両はある。笑

①ラウンジっぽい雰囲気のスペース

まず紹介するのが、「ラウンジっぽい雰囲気」を出す車両。(正式名称はわからん)

写真だと、3席くらいしか無いように思うけれど、写真を撮っている側にもう2席あるから、2~4人かけのソファ席が合計5つ、あったと思う。ここが、「ラウンジ」と呼べる場所。

②売店

先程のラウンジっぽい場所、右奥に進むと、壁側に食料が売っている売店がある。

写真のように、壁にメニューと料金表が記載された用紙が貼ってあり、写真の彼女のように欲しい商品をオーダーする。

売店の中はこんな感じ。

エコノミークラス食事は、実は以下2つから成る。

スナックや軽食   (テイクアウトメニュー)

朝・昼・夜食メニュー(カフェエクスプレスメニュー)

※リンク先は、公式サイト(英語)から引っ張ってきたPDF版メニューにつながるよ。

そして、売店では「スナックや軽食」といった簡単なものを担当者(写真では彼)が全て対応してくれるんだけれど、
カフェエクスプレスメニュー、つまり「朝・昼・夕食時間だけの限定料理」は、この売店すぐ横にある簡易キッチンにいる調理担当者が作ってくれる。
つまり、出来たてを食べられる

③メニュー(その1:テイクアウトメニュー)

売店の話を出したところで、気になる食事メニュー。

このメニューを見ただけで「軽食」感が漂ってるよね。笑 
しかしこれがエコノミークラス。一応、どんなものがあるかピックアップしてみるね。

メニューの見方の注意点

・価格は「$」ドル表記だけれど、これはUSドルではなく
カナダドルを表す(1CAD=81.5円計算 2019年9月現在)。

・メニュー表記が縦2列に分かれているけれど、
左側は「英語」右側は「フランス語」で書かれていて、内容は一緒。
※カナダの公用語は「英語」と「フランス語」の2言語。

【BEVERAGES(飲み物)】

品名 カナダドル 日本円(約)※1CAD=81.5円計算
Spring Water (天然水) $2 163円
hot beverages (コーヒー等)  $2.25 183円
Juice (オレンジ・アップルジュース) $3 245円
Domestic beers(国産ビール)  $7 571円

アルコール類を頼むときの注意点

・座席に持ち帰って飲むことはできず、ラウンジスペースでの提供のみ

・アルコールの提供時間は、朝11時~夜9時まで

・購入時に年齢を確認できる身分証明も必要。日本と違って、結構きびしい。

【SNACKS/ LIGHT  MEALS(スナック/軽食類)】

Yogurt with granola
(グラノーラ付きヨーグルト)

$2.5 183円
Muffin(マフィン)         $3 245円

Hot or cold cereal
(シリアル HotかCold)      

$3.5 285円
Cashews
(カシューナッツ)         
$3.5 285円
Hot breakfast sandwich
朝食用ホットサンドイッチ(イングリッシュマフィン。卵・ベーコン&チーズ入り)
$4.5 367円
Pizza submarine
ピザなんだけれど、形状はホットドッグみたいなやつ
$6 489円

Hot breakfast meal 
温かい朝食:オムレツ、ソーセージ、ポテト

$7.5 611円

Hot Veggi Sandwich 
ホット野菜サンドイッチ

$7.5 611円

Hot Meals 
温食事:照り焼き味ビーフ、チーズカネロニ(パスタの一種)か鶏肉のペンネ

$9 734円

 

④メニュー(その2:カフェエクスプレスメニュー)

タイピングするのが面倒だったから、以下のメニューを翻訳した画像を載せるのでご参考あれ。

*値段は全てカナダドルでの表記。カッコ内は日本円(約)。

$9 (734円)
$11(897円)
$13(1,060円)

⑤支払いは、現金かカードで

ちなみに、売店での支払いは、現金かクレジットカードが利用可能。
(USドルでの支払いが可能かどうかわからないけれど、おそらく…利用かのうだと思う)

こくぶんは、カナダドルをあまり持っていなかったから、クレジットカードで都度支払い。
ちょっと面白かったのは、クレジットカード支払い用のマシン(機器)ではないく、超アナログで対応していたこと。

上の写真の赤枠を見て欲しいんだけれど、
クレジットカードで支払いをする場合、売店の彼の手順としては以下の通り。
 (1)複写式の紙を取り出す
 (2)その紙をクレジットカードにかぶせる
 (3)凹凸になっている数字の部分を利用して、複写式の紙に版画のように塗る(!)
 (4)客のサインをもらう
以上。

文字にすると、なかなか意味不明だね。笑

おそらく、列車がトロントなり着いた後に、クレジットカード支払い分をデータ入力するんだと思う。だから、引き落としの通知が来るのが3~4日後だったと思う。

まあ、とりあえずアナログな方法で支払いをするんだよ。
ちなみに、控えの紙はこんな感じ。

 

⑥実際に食べたメニュー

どんなものが食べられるか知ったところで、実際にどんなものが出てきて、味はどうなのか。

私こくぶんが車内でとった食事、計3回の食レポートを軽くしてみよう。

【乗車日当日のお昼ごはん】グラノーラ付きヨーグルトとコーヒー (合計:約366円)

売店にて購入。

味:可もなく、不可もなく。
量:まあ、少ないですね。

 

【乗車日当日の夜ごはん】朝食用イングリッシュマフィン、スナック(約550円)※コーヒーは持参したもの

こちらも、売店にて購入。イングリッシュマフィンは、ちゃんと売店の人が温めてくれるよ。

味:味は、マクドナルドの朝マックぐらいのクオリティだけれど、温かいからホッとする。
量:まあ、見た目どおりです。普通。

 

【チェックアウト当日の朝ごはん】バターミルクパンケーキにベーコンをチョイス(約734円)

こちらは、カフェエクスプレスメニューからチョイス。時間帯ごとのスペシャルメニューだから、売店で買う軽食に比べたらそりゃクオリティはよく見える。

味:うん、パンケーキ…っていう印象。ベーコンは程よくカリカリ。
  調理し立てを食べられるから温かくて嬉しい。
量:パンケーキは薄いんだけれど3枚ついてくるから、お腹なかなかいっぱいになった。
  ちなみに、メープルシロップ的なものはついていない。

⑦Free Condiment (コンディメント:調味料)

エコノミークラスは、フリー(無料)で楽しめるものがなかなか少ないんだけれど、唯一といっても過言ではないフリーなのが調味料そしてお湯。笑

コンディメント(調味料)たち

ジャムやハチミツ、塩コショウ、ケチャップ、マスタード、あと確かバターもあったような気がする。その他、プラスチック製のナイフ・フォーク・スプーン、紙コップなどもあったよん。

コーヒーマシーンは使えるのか不明だけれど、そのすぐ右にある小さい鉄の箱がお湯マシーン。

場所は、売店を行った先にある。そして、このコンディメント・エリアを抜けた先に、次に紹介する「食堂車っぽい所」に行き着く。

(3)エコノミークラス専用 食堂車っぽい所  

何度も言うけれど、残念ながらエコノミークラスに食堂車は無い

なので、エコノミークラスを予約して「優雅に列車の食堂車でコース料理を注文したい♪」と夢みている人は、残念ながらそれは叶わない。

じゃあ、エコノミークラスの人はどこで食事をとるか。

・ラウンジっぽい所
・この後に紹介する展望カー
・自分の座席
・そして、ここで紹介する食堂車っぽい所

この4箇所だと思われる。

食堂車っぽいこの場所は、4人がけのテーブルが4つ(6つだったかな…忘れたごめん)位ある場所で、先程紹介した売店を先に行った所にある。

テーブルゲームが置いてあったり、他の席と距離が近いから、一緒に乗っているエコノミークラスの人と仲良くなれる場所だと思う。ここで日記を書いたり、ゆっくり本を読んでいた人もいたよ。

(4)展望カー

展望カーと書いたけれど、正確に表現すれば「展望スペース」の方が良いかもしれない。場所としては、写真の通りラウンジっぽい雰囲気にある階段を上がると、そこが展望スペースになる。

ちょっと画質が微妙だけれど、こんな感じ。

席数自体は多くない。

・前方に「テーブル付きの4人がけの席」が2つ
・その後方には、「2人がけの席」が両サイドに4~5列程度だったと思う。

そして、この展望スペース、むちゃくちゃおすすめ
何を隠そう、私こくぶんは、寝ている時間の大半をここに費やした

だって、ここの方がエコノミークラスの自分の座席よりも景色が断然いいし、しかもいろんな人と話せるから楽しい

私もここに居座ったけれど、ツワモノになると、このスペースで寝て起きて、つまりずっと自分の席に帰らない人もいた。笑

ちなみに、夜景に関しては、正直微妙。
というか見られない。

なぜなら、夜になると、車内の蛍光灯が窓に反射してしまい、外の景色が車内からだと見えにくい(窓に顔を貼り付ければ見られるかも)。
ただし、曇り・雪・雨さえ降っていなければ朝日は拝められる
仮眠して日の出前にここに移動してくるのもいいかもしれない。

以上、エコノミークラスについて、利用できるサービスや車両について私こくぶんがわかる限りレポートしてみたよ。
実際に利用してみた上での感想やシェアできるアドバイスについて、以下ふれていこうと思う。

(4)たばこはNG  

このご時世ですから、車両内、デッキを含めて全面禁煙
タバコも、電子タバコもNG。

ちなみに、マリファナもNGという表示があったんだけれど、
実はカナダはマリファナが合法の国(2018年10月から)なの。

記事→日本国民は対象外?「大麻合法化で知っておきたいカナダのマリファナ事情」

参照元:LIFE Vancouver様

バンクーバーダウンタウン内でも普通に買えるし、私の友達もやっていて、
タバコ同様、嗜好品として意外とポピュラー。
しかも、タバコやアルコールより身体に与える影響は少ないなんて研究もある。

とは言え、日本人が海外でマリファナを所持していればもちろん日本で日本の法律で裁かれるし
7~10日は尿検査で陽性になるとかなんとかあるし、まあ興味本位でやらない方がいいね。
個人的には、あの独特な匂いが本当に嫌い。

2,実際に利用してみて

(1)1泊2日なら、耐えられそう

まず言える感想。それは「1泊2日だったら、エコノミークラスでも問題ない」という印象。

私こくぶんは、バンクーバーからジャスパー間の1泊2日の旅程にてエコノミークラスにて乗車。カナダディアン号では、前回の記事でも触れたけれど、終点トロントまで列車旅をする場合は、4泊5日の旅程になる。

そして、正直この4泊全て、エコノミークラスで過ごすのは、なかなかしんどいように個人的には思う。理由は以下の通り。

・シャワーが使えない    
(寝台クラスのみ、利用可能)

・ワンパターンな食事
(パンケーキ、サンドイッチ、ハンバーガー)

・エンターテイメントが少ない
(寝台クラスにあるようなレクリエーションが無い。たぶん)

・足を伸ばして寝れない。枕も無い。ブランケットも有料。
(2座席利用できたとしても、まあ4夜連続はなかなか体力使いそう)

▼乗車記念になるから、素敵なセットだとは思うけれど…

・旅慣れたバックパッカー
・どこでも寝れる人
・シャワー浴びなくても平気な人
・食に対してこだわりがない人
・そして自分に試練を課すのが好きな人

などは、エコノミークラスでも4泊5日は過ごせると思う。

けれど、せっかく寝台車に乗れるのだから、2泊はエコノミークラス、もう2泊は寝台車といった具合に分けて予約した方が楽しめると思う。
正直、1泊2日くらいだったら奮発して寝台車乗ればよかったと思うくらいだもん。特に食事面。

(2)食料は、事前に購入&持ち込みすべし

これが個人的に大きかった。

実は、食料を持ち込めるということを知らなかったため、水とお菓子といった最低限の食料しか準備していなかったこくぶん。
でも、いざ車両に乗り込んだら、なんというかどこでも買えるような普通の食事メニューしか無く、しかも旅行者料金(そりゃそうだけど)。

とは言え、乗車前は「なんやかんや言って、エコノミークラスでも食堂車が空いていれば利用できるっしょ」と高をくくっていたこくぶん。トリップ・アドバイザーでの口コミでこんな内容のものもあったし。

で、期待して聞いてみると、一言「I’m sorry」のご回答。
しかも食堂車(ダイニング・カーと呼ばれる)に続く道の扉にはこんな張り紙も。

おそらく、口コミにのっていた「食堂車」というのは、エコノミークラス専用の「売店で注文した物を食べられるスペース」のことを指すんだと思う。
何度も言うけれど、エコノミークラスはこんな優雅な食堂車を利用することはできない

(写真:Linktトラベラーズより)

その悲しい事実を含めてアドバイス。

■1泊2日の乗車でも、スナックや飲み物、特にカップラーメン何かあると心強い
アルコールは持ち込み不可だから買ってきちゃダメよ

■車内で無料で利用できるものは以下の通り
 ・お湯
 ・調味料(ケチャップ、マヨネーズ、ジャムなど)
 ・紙コップ、プラスチック製のフォークとスプーン、ナイフ

 ※電子レンジについて
 売店内にはあるけれど、あくまで売店で購入したものに限るかもしれないから、
 電子レンジで調理しなくとも作れるものを持っていくのがいいと思う(カップ麺最強説)

 ※カップ麺について
 匂いの強いもの(特にアジア特有の食材、キムチ系のラーメンとかね)を食べると
 白い目で見られるから、匂いきつくないやつを購入するのをおすすめ。

なお、バンクーバーからVIA鉄道に乗車する人は、残念ながら駅付近にスーパーマーケットやコンビニは無いので、乗車前日までにホテルや宿の近くで調達しておくのをおすすめする

バンクーバーダウンタウン内だったら、VIA鉄道が出発するパシフィックセントラル駅の最寄りメトロ駅「メインストリート・サイエンスワールド駅」の1つ前の駅で降りた近くに「T&T」というアジア系スーパーがある。
日本食も買えるから、早めに来てここで調達していくのも良いかも。

(3)なんとWi-Fiが無い。事前にコンテンツをDLしていこう。

これが最も辛いかもしれない。
そう、なんとあろうことかWi-Fiが無いのだ(2019年5月時点)

寝台クラスについては正直わからないが、エコノミークラスはとにかく無い。
寝台クラスの人は、事前にWi-Fi環境があるか念の為問い合わせた方がいいと思うが、おそらく無いかと。

実はこくぶんは、乗車した直後の車内アナウンスにてWi-Fiが無いことを知って軽く絶望した。だって、このご時世だもん、あると思うじゃんか-!

幸い、カナダに住んでいたこともあり、カナダ全土で使えるキャリアと契約していたから電話もネットも使える状況ではあったけれど、契約していたのは1GB。そりゃ動画なんて見れない。笑

まあ、せっかくの鉄道の旅だし、いつも使っているスマホは置いておけ、ということだと考え1泊2日だけデジタル・デトックス。

景色をぼーーーっと眺めたり、近くの人と話したり、暇になったら日記を書いてみたり。そうしていると1泊なんてあっという間だから、Wi-Fiが無くとも耐えられたかな。

でも、これが4泊5日だったら、ちょっとYoutubeやNetflixを見たくなると思う(恐ろしい、現代人って…笑)。なので、これから列車旅をしようと考えている人は、ぜひ直前でもいいからそれらネットコンテンツに入会しておくことをおすすめする。

YouTube Premium

YouTube Premium

・月額1,180円(2019年8月現在)
「オフライン再生」ができる
1ヶ月無料キャンペーンをやっている(と思う)
 →とりあえず旅する時だけ入って、旅終わったら解約するでも良いと思う。

正直、AmazonPrimeの方がコスパが高いと個人的には思うけれど、
一部オフライン再生が出来なかったり、オフライン視聴の期限があったりする。
この部分と比べると、Youtube Premiumは使い勝手が少しいいかな、と。

あとは、私のように大好きなYouTuberがいて、その人たちの動画を見るのが息抜きというかリラックスタイムで、かつ通信制限を気にせずみたい…と思っていたから、YouTube Premiumはお金を払ってでもまあまあ価値あるかな、と思う。

ちなみに、音楽を楽しみたい、という人はSpotifyの方が良いと思うし、
映画や海外ドラマを見たい人はNetflixAmazon Primeでも十分だと思うので、そこは自分の好み、使用用途で。

■Netflix

Netflix

月額800円から映画・海外ドラマ見放題
全てではないけれど、オフライン再生も可能
・1ヶ月無料キャンペーンあり。旅が終わったら解約するのもあり。

カナダに住んでいたときは、大変お世話になったNetflix。
生粋の「Friends」の大ファンなもので、Friendsを見るためにNetflixに加入した。
しかし、Friendsは残念ながらオフライン再生用にダウンロードできない…。ファンが多いから、念の為伝えておくね。

…とは言え、無理にこういうコンテンツ・サービスに入会せずとも、
読めていなかった本を読んだり、旅雑誌をゆったり読んでみたり、手紙を書いてみたり、鉄道旅をスマホなしで楽しむのもいいかもしれない。

(4)VIA鉄道、エコノミークラスの持ち物リスト

以上を含めて、どんな物を持っていくべきか悩んでいる人のために、持ち物について、自分の経験に基づいて、ぜひ持っていってほしい物についてそのアイディアをシェアしてみるね。

☑お休みグッズ

・ネックピロー
・アイマスク
・耳栓
ブランケットやストール

このあたり。特に、寒がりの人は薄手でもいいからブランケット(もしくはストール)を持っていくのをおすすめ。
ちなみに、VIA鉄道の車内でも$15(約1,200円)程度で売っている。

 

☑食料

エコノミークラスであれば、特に食料は少しばかり持っていった方がいいまじで。

私こくぶんが持っていったものと言えば、たまたまリュックに入っていた、賞味期限が切れた日本のドリップコーヒー2袋のみ。笑
でも、これがあっただけで、コーヒー代が浮いたし、たとえ賞味期限がきれていようと、
コーヒーのいい香りが列車旅気分を盛り上げてくれた。

以下、もう1度エコノミークラスに乗るとしたら、持っていく食料を紹介したい。

 ・匂いが強くないカップ麺         (1泊2日だったら、1つあれば十分)
 ・りんご、みかん、バナナ、いちごなどの果物(ナイフを使わなくても食べられるもの)
 ・スナック菓子    (日本製のだと、海外の人との会話ネタに使える)
 ・ドリップ式のコーヒー(できれば良いやつ。旅気分を盛り上げてくれる)
 ・お茶        (日本のようにコンビニにお茶ペットボトルがない)

ちなみに、以下のものは特に持っていかずともいいかな、と。

  ・電子レンジでチンするタイプのもの(サトウのごはんとかね)
  ・水    (車内に給水所がある)
  ・お箸   (無料のプラスチック製のフォークがある)
  ・タンブラー(無料の紙コップがおいてある)

こくぶんのように、ひもじい思いをしないように準備万端で行ってほしい。笑

 

☑ウェットティッシュ

これ、何かとあると便利。
手を洗いたくても、トイレが車両に1つ(もしくは2つ)しかないし、わざわざトイレに行って手を洗うのも面倒なときは何かとあるからね。
カナダでも買えるけれど、日本で買うより高いし、どこでも買えるわけじゃないから、ぜひ日本から1つ持ってきて欲しい。

 

☑顔拭き用 速乾タオル

旅行だから持っていく人は多いと思うけれど、エコノミークラスでの列車旅だけなら
「バスタオル」は正直不要。なんていったって、シャワー浴びれないからね!
顔拭き用のタオル、しかも速乾タオルがあれば便利。


ちなみに、速乾性タオルを買うときは、ぜひタオルの端っこの方に「引っ掛け部分」が着いているものを買ってほしい。これが何かと便利なの。

 

☑ダイヤルロック

画像:防犯機能特化、最強と名高いバックパック「ClickPack」

鉄道の旅では、自分の座席にずっと居るわけではなく、なにかと食堂スペースや展望スペースに移動することがある。
パスポートや財布などの貴重品は持ち運べても、その他パソコンやカメラ機材などが入ったリュックをいちいち持ち歩くのは正直面倒。
こくぶんは、ワイヤーロックを持っていって、リュックを座席部分にくくりつけて防犯対策をしていた
正直、VIA鉄道の車内の治安は良い。(比較対象が南米の長距離バスだが。笑)

でも油断したらすぐやられるし、アジア人(特に中国系)はお金を持っていると思われているから
どんな時でも油断せず、ちゃんと身の回り品の防犯対策は行っておこう。

ワイヤーロックだけじゃ不安、という人は、
リュックの至るチャック部分に、ロック式の南京錠をして、その上にワイヤーロックをすればいいんじゃないかな。
こくぶんは、やりすぎだと思いつつ、そうやって防犯対策していたよ。

 

☑暇つぶし用グッズ

きっと近い将来、車両内でもWi-Fiが利用可能になるだろうけれど、
もし利用できなかった場合も考えて、暇つぶし用のグッズを持っていくのがいいと思う。

2人以上の旅立ったら、トランプやウノを持っていってもいいし、
旅の間に1冊読み終えるつもりで、新しく本を買っていってもいいかもしれない。
あと、両親や友達に手紙を書いてもいいかもしれないし、
私こくぶんのように、自分を見つめ直して、ひたすら自己分析をノートに書きなぐってもいいかもしれない。

 

☑その他(女性向け)

その他、強いて言うなら、だけれど
もし女性の中で衛生面について気になる人がいたら、以下の物を持っていってもいいかもしれない。

・赤ちゃん用のおしりふき
(お肌に優しいから、シャワーを浴びれない分、さっと拭き取るときにいいかも。デリケートゾーンにも使えるしね)

・メイク落としシート
(別に、トイレの洗面所でも洗えるけどね。気になる人は持参してもいいかも)

・おりものシート
(トイレ内で着替えられるけれど、もし4泊乗る場合だったらおりものシートを持っておくと、2日連続、いや3日連続でも同じ物をはけるから便利かも。ちなみにこくぶんは、旅のおかげでシートなしでも3日同じパンツで平気になった。笑)

こんな感じかな。女子は、何かと「シート」が必要ということがわかったね。笑

 

以上、持ち物について「エコノミークラスに乗る人が持っていってほしい物」を書いてみた。
もちろん、要らなそうなものは削ってもいい。
というか、荷物は最小限の方が何かと身軽でいいし、無くたって何かしらで「代替」できる。
ぜひ、荷物重量や旅程を踏まえて、自分に最適な荷物を選んでほしい。

3,まとめ

以上、エコノミークラスについて、その内部や利用可能なサービスについて写真付きで紹介してみたよ。

寝台クラスに比べると、価格が安い分、なんというか最低限度のサービスだなぁ、という印象も否めないけれど、お金がないけれど列車旅を味わいたいという人には十分な環境かな、とも思う。

次の記事では、実際にどんな景色が列車から見られるか、これも写真付きで紹介したいと思うので、ぜひ楽しみにしててね。