【VIA鉄道の旅①予約編】Vancouver(バンクーバー)~Jasper(ジャスパー)までエコノミークラスで利用してみた
- 2019.06.14
- 旅

【写真】カナダ大陸を横断するVIA鉄道。今回は、バンクーバーからジャスパーまで1泊2日をエコノミークラスで旅した過程や感想をシェアするよ。
【要点】
■VIA鉄道でジャスパーからバンクーバーまでの列車旅。その過程と旅行記。
■長くなるから複数可に分けて投稿。第一弾は「予約編」。
お得にチケットを買う方法もシェアするよー。
■ちなみに、「エコノミー」クラスしか利用していないよ
【この記事はこんな人向け】
・バンクーバーからジャスパーまで、VIA鉄道のエコノミーを利用したいと考えている人
・なるべくお金をかけずに、それでも列車旅を満喫したい人
・予約から車内について、概要を知りたい人
・寝台車クラスの情報は詳しく触れていないの、Sorry
「海外列車の旅」
人生で一度はやってみたい事のうちの一つだし、そう思う人は多いと思う。
そんな、マイバケットリストの一つが、ここカナダで出来るチャンスがやってきた。
それが、「VIA鉄道」で行く鉄道旅行の旅。
バンクーバーに来た当初、「カナダを4泊5日かけて横断する鉄道がある」と誰かから聞いた時から、「いつか乗ってみたいな」と思っていた。
ワーホリが終わって、旅をして帰国しよう!と決めたときから、この鉄道を利用しようと決めていたこくぶん。
もちろん寝台列車に乗るつもりだったけれど、実は、まあまあ高い。
悩みに悩み、悩みまくり、今回は「エコノミークラス」で乗車。
結論を先に言うと「心から大満足」というわけではなかったけれど、すごくすごーく楽しかった。
だって、カナダに来てからずっとやりたいと思っていた列車旅が、今回実現したんだもん。イヤッフー!!!って感じだったよ、マジで。
前置きはここらへんにしておいて、このワクワクした経験を、ぜひみんなにシェアしたく、記事にしてみようと思う。
VIA鉄道関連のブログやサイトって、寝台クラスの情報は見かけるんだけれど、この「エコノミークラス」についてはあまり情報がなかったんだよね。
だから、結構まじめに、予約から車内、さらにはVIA鉄道をお得に乗りこなすアイディアも含めて、出来る限り詳しくシェアしたいと思う。
★【VIA鉄道の旅①予約編】バンクーバー ~ジャスパーまでエコノミークラスで利用してみた
【VIA鉄道の旅②乗車編】バンクーバー ~ジャスパーまでエコノミークラスで利用してみた その2
【VIA鉄道の旅③旅行記編】バンクーバー ~ジャスパーまでエコノミークラスで利用してみた その3
1,VIA鉄道についてざっくり説明
(1)VIA鉄道とは
カナダにある鉄道で、民間ではなく国営の鉄道会社である「VIA鉄道」が運営している。
このVIA鉄道が運行するのは、都市部にあるような毎日何十本も運行している電車ではなく、1日数本、もしくは週に3~4本といったスケジュールで運行する列車(旅客列車)。
下の画像の通り、いくつか路線を運行しているんだけれど、中でもカナダの広大な大陸を 4泊5日かけて4,466kmを横断する寝台列車「カナディアン号」が有名(画像の赤線)。
(2)カナディアン号について
「カナダ大陸を横断する列車」それがカナディアン号。
この、なんともクールな響きの列車についてざっくり説明しようと思う。
①経路
画像をもう一度。赤い線がカナディアン号。
バンクーバーが始発で、その後カムループス、ジャスパー、エドモントン、サスカトゥーン、ウィニペグなどの都市を経て終点トロントまで向かう。途中下車・乗車も、予約さえしていれば可能。
ちなみに、こくぶんが下車した「ジャスパー」は、世界遺産であるカナダのロッキー山脈自然公園群の入り口にもなっている町。小さな町だけれど、ここから車で約4時間の「バンフ国立公園」に向かうために、多くの人がここで一度下車したりする。
▼下の画像の通り「バンフ」や「カルガリー」といった町にはカナディアン号は停車しない
②車両クラスと料金
気になるのが料金。料金は一律ではなく、車両クラスによって変わってくる。
車両クラスは、大きく分けて2つ。「座席タイプ」か「寝台タイプ」。これを、HP上では以下のような名称でクラス分けしている。
■座席タイプ →エコノミークラス
■寝台タイプ →スリーパークラス
値段はもちろんエコノミークラスの方が安い。
例えば、バンクーバーとジャスパーの同区間を割引無しの価格で単純比較すると、
エコノミークラス: CA$162 (約13,400円)
スリーパークラス: CA$555 (約46,000円)
という具合に、なんと約3.4倍も料金が変わってくる。
ただし、実は寝台タイプの「スリーパークラス」、さらに3つのタイプに分かれて、上記の値段はその3タイプ内の最安値の値段なの。
これを踏まえて、以下、公式サイトを参考にしつつ、車両クラスについて簡単に紹介しよう。
※以下で使用した写真は、公式サイトから転用しているよ
■エコノミークラス (Economy Class)
価格 CA$162~ 約13,400円(バンクーバー・ジャスパー間。 ※2019年4月時点)
・リクライニング・シート
・各座席に電源コンセント、読書灯あり
・食事、軽食またはアルコール飲料は自分で買いに行くスタイル
(ダイニングカー、いわゆる食堂車は利用できない)
・シャワー利用できない
・アメニティー無し(ブランケット、耳栓、アイマスクなど全て有料)
■寝台車プラスクラス (Sleeper Plus Class)
寝台車は、車両タイプ・料金に応じて3つに分かれるけれど、基本のサービスは同様。
・寝台付(昼はソファー席、夜は乗務員がベッドメイキングしてくれる)
・電源コンセント、読書灯あり
・車両内に設置されたシャワーと洗面所が利用できる
・石鹸、シャンプー、タオルあり。(料金込み)
・ダイニング・カーで食事。 (料金込み)
・寝台車クラスの人しか利用できない車両が利用可能
・かつ、その車両にあるコーヒー・紅茶、フルーツ・クッキーは無料で飲み食いできる
そんな寝台車クラス。以下の3つの車両クラス・料金によって分かれる。
■上下寝台 (Upper, Lower Berth)
上段(Upper)価格 CA$710~ (約59,000円)
下段(Lower)価格 CA$834~ (約70,000円)
(※いずれもバンクーバー・ジャスパー間。※2019年4月時点)
・下段の方が、価格が高い
・写真の通り、昼は、ソファー席、夜は二段ベッドになる。夕食の時間に合わせて、乗務員がベッドメイキングをしてくれる(ちなみに、マットレスサイズは、縦178 cm 横 109 cm)
・シャワー、トイレや洗面所は、車両共同のものを利用を
■1人用個室寝台 (Cabin for one)
価格 CA$1,142~ 約95,000円(※バンクーバー・ジャスパー間。※2019年4月時点)
・ソファー席のある鍵付きの個室
・なんと、部屋にトイレがある(夜間はベッドで隠されるそう)
・その他、洗面台・靴入れ・電源コンセント・エアコン
ファン・飲料水が備え付けられている
(部屋の広さは、196 cm x 110 cm。マットレスのサイズは、180 cm x 76 cm)
■2人用個室寝台 (Cabin for two)
価格 CA$1,713~ 約142,200円(※バンクーバー・ジャスパー間。※2019年4月時点)
・2つの肘掛椅子のある鍵付きの個室
・個室トイレ・洗面台・収納・電源コンセント・エアコン・ファン・飲料水付き。
・夜間は、下部と上部に引出し式のベッドがセッティングされる
(部屋の広さは、220 cm x 151 cm。マットレスのサイズは、180 cm x 79 cm)
③車両クラスの違い
車両クラスがわかった所で、その違いについてわかる範囲内で、以下まとめてみた。
なお、寝台車に関しては、公式サイトや実際に利用された方のブログを参考にしたため、全て正しい情報では無い可能性がある。この点のみ予めご了承頂きたい。
※1カナダドル、約83円にて計算
※上記料金は「バンクーバーからジャスパー間、割引なし、公式サイトの最安値」を掲載
④特殊車両
先程の表の最後でもちらっと触れたけれど、このカナディアン号、いくつか特殊な車両がある。
これ、自分が予約している段階でいまいちわかりにくかったらから、以下公式サイトの写真や情報等を引用させて頂きながら紹介しようと思う。
■スカイライン・カー(エコノミー・寝台車クラスとも利用可能)
・2階建ての車両
・1階がラウンジスペース、2階が展望スペースになっている
・エコノミークラスと寝台車クラス、いずれも有り
・ただし、各クラスによって車両が分かれているのがポイント
つまり、エコノミークラスは、エコノミー専用のスカイライン・カーがあって、
寝台車クラスは、寝台車専用のスカイライン・カーがある、ということ。
なぜ強調したいかと言うと、実は寝台車のスカイライン・カーだと、なんと紅茶やコーヒー、クッキーなどが無料で食べられるらしいが、
エコノミークラスは、ラウンジスペースにある小さな売店で有料で購入しないといけない(この格差たるや。笑)
※自分で購入した食料品を持ち込むことは可能。ただし、アルコールだけはエコノミー・寝台車問わず、持ち込みNGとなっている
■バーク・カー(寝台クラスのみ)
・2階建ての車両
・1階が素敵ラウンジ、2階が展望スペースになっている
・エコノミークラスは利用できない
・ラウンジスペースで、定期的にイベントが開催される(ミニコンサート等)
■ダイニング・カー(寝台クラスのみ)
・食堂車。寝台クラスの乗客に朝・昼・夜食を提供
・こちらも寝台クラスのみ。エコノミークラスは利用不可
※誰かのブログで、「ダイニングカーを利用できた」と見たけれど、
少なくとも「バンクーバー・ジャスパー間」は人気区間だから利用できない(乗務員に確認済)。
■パーク・カー(寝台クラスのみ?)
・こちらは、シーズン&区間限定の車両。
・夏季で、かつ「バンクーバー~エドモントン」までの区間で利用できる。
※おそらく、夏場の忙しいシーズンに、ロッキー山脈を観るために専用で用意された車両だと思う
2,VIA鉄道の予約方法(オンライン)
VIA鉄道、そして人気のカナディアン号について概要をざっくり説明した所で、
次に座席の予約について、実際に予約した経験に基づいて紹介しようと思う。
なお、前提として、こくぶんは以下の条件下で座席を予約したよ。
・カナディアン号 「バンクーバー発」~「ジャスパー着」の片道
・エコノミークラス(エスケープ・フェアという最安値の座席)
・ディスカウント・チューズデー(火曜割引の日)というお得な日にオンラインから予約
ちなみに、この条件下でなくとも、基本的にオンラインからの予約方法は一緒。
もちろん英語表記だけれど、以下を参考にしながらぜひ自力でチャレンジして欲しい。
(1)実際にオンラインで予約してみた
①予約手段
早速予約方法、の前に。どういう手段で予約が出来るか紹介。
■日本国内から日本語で予約
英語に自信がない、日本語で質問や相談をしながら丁寧に考えたいという人は、以下日本の会社が予約を代理で行っているみたい。
手数料はかかるだろうけれど、安くないお金だし、せっかくの鉄道旅だしね!まずは問い合わせてみてもいいかもしれない。
・H.I.S鉄道の旅専門デスク
URL: www.train-his.com
Tel: 03-5360-4881/Fax: 03-5360-4015
・マックスビスタ(株式会社 欧州エキスプレス)
URL: www.ohshu.com
Tel: 03-3780-0468/Fax: 03-3780-5468
■いつでもどこからでも、オンラインで予約(英語)
これは完全に英語での予約になるけれど、VIA鉄道の公式サイト(日本語あり)で予約方法が詳しく乗っているから、そんなに恐れることは無いと思う。
手数料もかからないし、インターネット環境があればいつでも予約できるから便利。
・VIA Rail公式サイト
URL: https://www.viarail.ca/en
・日本語の公式サイト
URL:http://wcs.ne.jp/via/
■窓口で予約(英語)
これも完全に英語での予約。英語が多少話せる人は、実際に窓口で相談しながら購入もできる。
バンクーバーの場合、「パシフィック・セントラル駅(Pacific Central Station)」という高速バスやVIA鉄道が発着する駅の窓口で買うことが出来る。
▲駅構内、入ってすぐ左側部分にVIA鉄道の窓口がある。
②オンラインでの予約方法
ここからは、オンラインで予約する方法を紹介。
後に詳しく説明するけれど、こくぶんは「Discount Tuesday(火曜割引の日)」という割引日に予約したから、通常予約では出てこない画面がたまにあるけれど、基本予約方法は一緒。
なお、通常予約の方法を詳しく丁寧に載せている「日本語の公式サイト」もぜひ参照してほしい。
・日本語の公式サイト「予約のご案内」→http://wcs.ne.jp/via/reservation/
1,サイトの特設ページへ
■まずは、VIA鉄道のHPへ。
■下へスクロールすると「Featured offers(特集ページ)」というコーナーがある。下画像の赤枠に囲まれたページ。
※このページは「火曜限定セール」だから、火曜のしかも朝7時頃(※カナダ時間)からしか現れないので注意。
■このページをクリックすると、画像は違えど下のようなページが出現する。
※赤枠には「Discount Tuesday」と書かれてあり、「12h30m19s」というのは、セール価格が残りあと12時間30分19秒だよ、ということを表している。
■更に下にスクロールしていくと、下画面のようにいろんな経路の割引情報が表示される。
■ここで惑わされないように、「Select your departure city(出発する都市)」のプルダウンから出発地を選んでソートをかけよう。こくぶんの場合は「Vancouver,BC(BC州バンクーバー)」発
■すると、画像のように目的地に応じた料金表が表示されるから、お目当ての路線・停車駅があるか探そう。
希望する目的地と料金が見つかったら、カーソルを合わせると「Book Now(今すぐ予約)」と表示され、そこから予約画面に飛ぶよ。
※下の画像の場合「バンクーバーからジャスパー」までが通常CA$144が、
割引でCA$133に。CA$11、日本円にしてみると900円程度お得!
2,出発日およびクラスを選択
■次に出発日と車両クラスの選択に進もう。
だがここで、ちょっとトリッキーな点があるから注意。
実はこの「カナディアン号」、毎日運行しておらず、かつ運行していても1日に1便しかない。
まあ、広大なカナダ大陸を横断するような列車を毎日何便も運行してたら運営コストかかりまくって破綻しちゃうもんね。
で、例え希望日を入れても、「その日は列車がないよ」と表示され、希望日から最も近い日にちの運行日が表示される。
▼例えば「04 May(5月4日)」の希望日を入力すると、画像上、赤枠で囲ったところに
「Service not available on the date requested. The next available date offered is Monday May6, 2019(希望された日に運行はしておりません。次に予約可能な日は2019年5月6日月曜日です)」と表示される。
■ということで、おとなしく「5月6日」の予約を見ていこう。
先の画面でも表示されているけれど、時間は15時出発の1択のみ。
時間の右隣「Choose a class and view fare(クラスの選択と料金表示)」をクリックしよう。
下の画像のように、ずらっと安い順から表示される。
■なお、ここで気がつくと思うけれど「エコノミークラス」でもなんと3種類から選べることが判明する。
が、実はサービス内容は同一で、単純に「返金可能か」「日程変更できるか」などの細かい条件が違ってくるのみ。LCCのエコノミークラス航空券と似たような感じ。
※エコノミークラスの各プラン詳細は、以下VIA鉄道の日本公式サイトに記載されたものを参照してほしい。
■吟味した上で、自分の予算と希望に応じてクラスを選ぶと、
下の画像のように「日時」「料金」「荷物について」の確認事項チェック画面になる。
▼日時、経路
▼料金詳細と返金または変更ポリシー
▼許容荷物(預入れ荷物と持ち込み荷物について)
全て了承したら、右下の「CONTINUE(続ける)」をクリック。
※荷物については、詳しくはVIA鉄道の日本公式HPにてチェックしてほしい。
→カナダ大陸横断鉄道 日本公式サイト「お荷物について」
3,必要事項を入力
■さあ、日程とクラス、料金などなど確認したら、次は名前や住所などの必要事項を入力するステップに入るよ。
既に会員登録をしている場合は「LOGIN(ログイン)」から。そうでなくて、登録なしで「GUEST(ゲスト)」としてでも入力可能。
■あとは、内容に従って英語で入力していくだけ。
入力の方法につていは、VIA鉄道の日本公式サイトからチェックしてほしい。詳しく丁寧に載っている。
3,支払い
■個人情報を入力し終えたら、支払いへ。
次の画面に進むと「Payment information」という画面にて、再度予約内容が表示される。
▼ちなみに、下画像にもあるようにカナダでは国の税金(GST)と州の税金(PST)がかかる。今回は、州税はかからないみたいだね。
■内容を確認したら、下にスクロールして次のページへ。
「Passenger Information(乗客する人について)」の入力画面になる。
乗客予定の人の名前や連絡先を入力するんだけれど、赤枠で囲った部分「Use Contact Information~」という部分にチェックマークを入れると、先程入力した個人情報がそのままコピーされる。
更に下へ進むと、希望する座席を通路側か窓側か選べるので、これも選択して進もう。
■「CONTINUE」を押すと、支払い方法の選択画面になる。
以下の通り4種類から選べるけれど、日本に住んでいる限り一番上のクレジットカード支払いしか選択肢がなさそう。
カナダに住んでいて、TDバンクやCIBCなどの銀行口座を持っていたら、
2番目の口座引き落としで支払いできると思う(やってないからわからないけれど)。
■支払い方法をクリックするとすぐ下にカード情報入力画面が表示されるから順次入力。
■この後の画像はスクリーンショットしていないけれど、無事に取引が完了すると、予約確認メールがVIA鉄道から届くよ。
4,予約確認とEチケットをメールにて受け取る
■実際に届いた予約確認メールはこんな感じ。
■そして、ほぼ同時に「E Boarding pass」という電子乗車券がメールにて送られてくる。
これが確認できれば、無事に「予約完了」ということだね!
(2)チケットをお得に買う方法
①公式HPにて自分が割引に該当するかチェック
今回、こくぶんがオンラインにて予約する際、「Discount Tuesday」という火曜限定セールにてチケットを購入した。
それ以外にも、チケットをお得に買う方法が公式サイトで紹介されているから、もし自分が下記に該当する場合は、ぜひチェックしてほしい。
▼実際にHPにて紹介されているもの。画像クリックでHPに飛ぶので詳しくは調べてほしい。
②定期的なセール情報
これも公式HPからの割引情報だけれど、VIA鉄道、定期的にお得なセールをやっている。
※私が予約した2019年4月頃は「長距離区間の寝台車クラス割引」というものがやっていた。
今日(2019年6月)調べたところ、子ども対象にはなるけれどこれまたセールがやっていた。
もし、あなたが「絶対にVIA鉄道に乗りたい!」と思っているのであれば、
先に「会員登録」だけしてしまい、会員限定で受け取れるメールマガジンを随時チェックしておくのが良いと思う。
▼定期的に、お得な情報がこんな具合にやってくる
③毎週火曜日を見逃すな
一番手っ取り早く割引が効くのは、先にも紹介したけれど「Discount Tuesday」ディスカウント・チューズデーだと思う。簡単に説明すると以下の通り。
・誰でも対象
・毎週火曜日の朝7時~昼頃まで(カナダ時間)限定で、公式HPから予約可能
・予約できるのは、次の週に出発予定の列車のみ。
2週間先、1ヶ月先といった先の予約は不可。
要は、在庫セールならぬ残席セールというわけだね。
こくぶんの場合、どうしてもこの日に出発したい!!という日時があったから、
早起きしてカナダ時刻7時にアクセスしたけれど、普通に購入できた。
早いもの勝ちなんだろうけれど、ハイシーズン以外であれば比較的取りやすいのかもしれない。
(3)予約して、実際に乗車してからこそ言えること
最後に、実際に乗車したからこそシェアできるアイディアを、以下4つ紹介したいと思う。
①2泊以上するなら、座席タイプを分けて予約することがおすすめ
カナディアン号は、下車場所を自分で選べるけれど、
始発バンクーバーから終点トロントまでの旅程を検討している場合、4泊5日の旅になる。
たまたまバンクーバーで、この全日程をエコノミークラス(通常の座席シート)で乗車した男性に会ったが、「素晴らしかったが、正直きつかった笑」と言っていたから、
2泊以上の予定でも、1泊目は通常席、2泊目は寝台車と分けた方がいいかもしれない。
というのも、先に紹介したけれど、エコノミークラスは「シャワールーム」を使えない。
2泊程度だったら耐えられるけれど、これが4泊となると考えもの。
だから、大陸横断旅程を考えている人は、1泊くらいは寝台クラスを入れた方が良いと思う。
なお、座席タイプを分けて予約する場合の方法は、すまんがわからない。
オンラインでの予約の場合、それぞれの日程ごとで分けて予約するのだと思うけれど、
不安な人は日系の会社で予約を斡旋しているところがいくつかあるから、相談に乗ってもらおう。
②乗車当日はなるべく早めに行き、いい席を確保しよう(エコノミー)
エコノミークラスの場合、基本「座席の指定」が無い。
少なくとも、こくぶんが乗車した時はそうだった。
乗車前は、飛行機に乗る場合の「チェックイン」同様、当日か24時間前にチェックインがあって、そこで座席が選べるもんだと思ったんだけれど、そんなものは全く無く(笑)。
実際は、当日駅に行って、長い列に並んで、先着順に座席が選べるという仕組みだった。
こくぶんは、当日は後ろから数えたほうが早いくらい遅く到着したけれど、
問題なく窓側に座れた。隣の人も居なかったから、寝る時は2シートを丸々使って寝られた。
おそらく、夏のハイシーズンには混み合うだろうから、
その場合は早めに駅に行って、窓側を取れるよう並んでおいた方が良いかもしれない。
③お金に少しでも余裕がある人、ぜひ寝台席を
こくぶんは、1泊しかしなかったけれど、正直エコノミークラスじゃなく、
寝台車クラスにしておけば良かったな…と思うことが多々あった。
先程、クラス毎の比較表を載せたけれど、なんといってもエコノミークラスは制限がありすぎる。
・寝台車クラスは、乗車前の待合所があって、そこで飲み物など自由に飲める
・パンやコーヒーが無料なイケてるラウンジが使えない
・ダイニングカーで食事をすることもできない
・シャワーが使えない
・ブランケットといった基本的なものすらエコノミークラスは別料金。笑
などなど。寝台車クラスは確かに高いけれど、このVIA鉄道を全力で楽しむためには、エコノミークラスでは不十分だとこくぶんは強く言いたい。
ただ、もしこくぶんと同様に「1泊しかせず、予算も限られている」場合は、エコノミークラスで十分だと思う。
なぜなら、トータルすると、自分の座席にいる時間って、そんなに無かったから。
というのも、座席の窓からって、実は写真が撮りにくい。
だから、「スカイライン・カー」という天井が窓になっている特別車両に行っている時間が多く、
結局座席にいる時間が長くなかった。
また、食事についても、事前にカップ麺など準備して持ち込んでおけば、1泊程度なら余裕でしのげる。
自分の予算と日程、希望によって、ぜひ検討してみてほしい。
④乗車する当日までに、VIA鉄道から連絡は無いので注意
最後に、これは予約を確定させた人向けなんだけれど、意外と注意してほしいことがあるからシェアしたい。
飛行機だったり、ホテルの宿泊予約をした場合は、それら予約日直前に「そろそろ旅程が近づいてきました」みたいな具合に、リマインドメールが来るよね。
でもこのVIA鉄道、そんなメールは全く来ません!
うっかり忘れてた…なんてことの無いように、グーグルカレンダーに残しておく等しておこう。
こくぶんの場合、直前のメールが無くて不安になり、マイページ上で何度か確認してしまった。笑
(4)まとめ
以上、VIA鉄道の概要と予約の方法、お得に予約・購入する情報などをざっとシェアしてみた。
相変わらず情報量が多くて読むのが大変だったと思うけれど、少しでも役に立てたら嬉しい。
次回からは、実際に乗車した内容についてシェアしたいと思う。
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