【自分で部屋探し:その③】バンクーバーの格安ホステル・バックパッカーズを仮宿にするのはおすすめか?

【自分で部屋探し:その③】バンクーバーの格安ホステル・バックパッカーズを仮宿にするのはおすすめか?

【写真】バンクーバーで泊まったバックパッカーズ「SAMESUN(セイムサン)」外観。部屋探しをする上で2泊お世話になった宿。海外での部屋探し、その3。

【要点】

■日本で全て決めずとも、現地で部屋探しすることは出来る

■格安のバックパッカーズやホステルについての魅力を力説

■と言いつつ、結論としては特に「コスト面」でおすすめしない

■バンクーバーでおすすめの格安バックパッカーズ・ホステルも紹介

【この記事はこんな人におすすめ】

・バンクーバーで格安の宿に泊まって、部屋探しをしようとしている人

・バンクーバーで、Airbnbかホステル・バックパッカーズどちらに泊まるか悩んでいる人

・バンクーバーの格安ホステル・バックパッカーズがどんな感じか知りたい人

留学・ワーホリにあたって、大きなチャレンジの内の一つ「海外での部屋探し」。

前回は、現地で部屋探しをする拠点となる“仮宿”について、Airbnbを使った実体験を基に、手配の仕方・泊まった感想などをシェアした。

今回は、ホステルやバックパッカーズといった格安の宿について、実際に私こくぶんが泊まったホステル・バックパッカーズを紹介しつつ、「部屋探しをする間の仮宿として、拠点になり得るかどうか」について記事にしてみようと思う。

今回も若干ボリューミーだけれど、きっとあなたの役に立つ情報があるはず。

目次

1,仮宿としての格安ホステル・バックパッカーズ

バンクーバーに渡航するにあたって、日本でバンクーバーの住まいを決めずに行く場合、「仮宿」として少なくとも2週間~1ヶ月程度、生活の拠点となる場所を確保する必要がある。

お金に余裕がある人ならともかく、できるだけ安くて安全面も確保される宿に泊まりたい、
という人に提案したいのが「ホステル」「バックパッカーズ(以下、バッパーと略)」もしくは「ゲストハウス」と呼ばれる格安の宿泊施設。

実は、私こくぶんは、大のバッパー好き、というか将来自分で宿をやりたいと考えていることもあって、日本に居るときから好んでゲストハウスやバッパーに泊まっていた。

世界各地のバッパーに泊まり歩くことが夢で、今もその夢を実行中なんだけれど、…まあ語りだしたらもっと語りたくなるからひとまず停止。笑

まずは、「そもそも、バッパーって何…ホステルとゲストハウスって何…何が違うの…」という人のためにも、以下簡単に説明しようと思う。

(1)ホステル・バックパッカーズ・ゲストハウスの違い

正直、私こくぶんもわからん。ただ、な~んとなく全部、

・安い(1泊3,000円~)
・基本素泊まり
・二段ベッドの上か下に泊まる

というイメージ。

基本安くて、プライベートの部屋じゃなくて二段ベッド(ドミトリータイプという部屋)に何人かの旅行者と泊まる感じだと思っているんだけど、それぞれの違いが微妙にわからなかったから、いろいろ調べてみることに。そして、一通りわかった事は以下の通り。

①共通している事

・一泊あたりの宿泊価格が安い
・素泊まりの宿が多い
・シャワーやトイレ、リビングルームなどは共有スペースとして宿泊者みんなで使う
・ホテルや旅館にあるような手厚いサービスを極力省いた宿

例)荷物は自分で運ぶ、ベッドのシーツは自分で敷く、アメニティ(タオル・歯ブラシ等)がレンタルor有料の場合が多い等

▲シアトルの「フリーモント」地区に行った際に泊まったホステルのキッチン。1泊4,000円程だった

②微妙に違う事

ひとまず、微妙に違う部分を下の表にまとめてみた。

違いについて書かれたサイトをいくつか見てみたんだけれど、まとめたところで、
正直、宿の名称によって決定的に違う大きな事は無い感じだったし、私こくぶんが泊まり歩いた経験からしても「ホステルはこう」「バッパーはこう」みたいな違いはあまり無いと思う。

つまり何が言いたいかというと、これらの宿に泊まる際、
「ホステルにすべきか、バッパーにすべきか」という事で悩む必要は無い、ということ。

いずれも「ホテルのような行き届いたサービスは無い代わりに、格安で宿泊できる」という認識でいいと思うよ!

③「B&B」という名称の宿もある

さらに混乱させちゃうかも知れないけれど、「B&B」という名称の宿もある。

これはいわゆる「Bed & Breakfast」の略で、「寝床と朝食が提供される宿」というもの。欧州で一般的な宿の形態で、ゲストハウスのように個人経営が多く、小規模の宿を指す。

私も2度程、「B&B」に泊まったことがあるけれど、いずれも個人だったりご夫婦で経営する、3~5部屋のみの小さな宿だった。
いずれも、行き届いた温かいサービス、そして美味い朝食が提供され、個人的にはどんな宿よりも最高に良い思い出になった

興味があったら「B&B」にぜひ泊まってみて欲しい。

▲カナダ・ホワイトホースにオーロラを見に行ったときに泊まった「B&B」。写真に写っているのは、オーナーのSharon(シャーロン)で、朝食を作ってくれている。おしゃべりが大好きで、とてもフレンドリー。彼女の優しさとチャーミングな性格がにじみ出た、すごく素敵な宿だった。

(2)格安宿に泊まる魅力

私こくぶんは、国内外問わず、少なくとも30回以上のホステル・バッパー・ゲストハウス・B&Bに泊まった事があるんだけれど、この経験から言える、「安さ」を除いた以下4つの魅力を、声を大にし紹介したい。

①観光のための最高の立地

▲パイクプレイスマーケットが目の前にある、シアトルの「Green Tortoise hostel」。神立地で朝食付いてるくせに1泊5,000円以下だった。

例えば、Hilton・ウェスティン・シャングリラなどの「高価格帯ホテル」、
そしてAPAホテル・東横インなどの「ビジネスホテル」など、大規模の客室数を誇るホテルは、
当然だけれど観光や出張等に便利な場所に立地してある。

一方で、ホステルやバッパー等はどうかというと、実は下手したら上記のようなホテルよりも最高の立地にある場合がある

理由はシンプル。格安宿は、大型ホテルのように100も200も客室数を持たない分、敷地面積やら階層を大きく持つ必要がない。だから、ちょっとした観光地の一部分に宿を構えられたりする。

例えば、浅草の浅草寺が目の前にあるゲストハウスだったり、シアトルの「飛ぶ魚屋」でおなじみ、パイクプレイスマーケットが目の前にあるバッパーだったり。

とにかく、安いくせに観光するのに最高の立地にある。これって凄まじく魅力だと思わない?

 

②宿泊者同士の距離の近さ

センス良し、遊び心あり、宿に愛がある、長野県野尻湖にある「LAMP」。一瞬でファンになった。東京からアクセスが良いわけじゃないけれど、海外旅行者も多い宿。また行きたい、マジで素敵なゲストハウス。

バッパーやホステルをこよなく愛する人って、価格以上に「人とのふれあい」を大切にしている人だと思う。
「出会いはご縁、一期一会」なんて言ったものだけれど、バッパーに泊まると本当にそう思う。

どうして宿泊者同士の距離が近いかというと、「シェアする空間が多い」からだと思う。
部屋、キッチン、リビングスペース、シャワールームなど、宿の多くのスペースを、その日に泊まっている宿泊者と一緒に共同で使うから、必然的に挨拶したり、もちろん話すチャンスも多い。

「どこから来たの?」「どのあたり観光する予定?」「いつまで滞在するの?」みたいなことから始まり、意外な共通点が見つかったりして、なんやかんや話し込んじゃう、みたいに。

ちなみに、上の写真に写っているのは、説明書きにもある通り長野県の「LAMP」というゲストハウスに泊まった時の部屋と、
その時たまたま一緒の部屋に泊まった人たちの写真なんだけど、皆スキー・スノボが共通の趣味で、近くにあるスキー場のコースの話しをし合って仲良くなった。

性別・年齢・出身・バックグランド…など、何もかも違う「赤の他人」が、たった一晩で「友人」に変わるマジック。最高の魅力だね。

 

③スタッフとの距離の近さ

▲長野県諏訪市にある「マスヤゲストハウス」のオーナー・キョンちゃん、の後ろ姿

バッパーやホステルをこよなく愛する人って、価格以上に「人とのふれあい」を大切にしている人だと思う(二度目)。

先に述べた「宿泊者」との距離はもちろん、さらに宿で働いている「スタッフ」との距離も近いのが、バッパーやらゲストハウスの大きな魅力だと思う。

写真にあるのは、マスヤゲストハウスという、ゲストハウスを愛する人なら誰もが知る宿かも知れない位有名な宿。長野県に行った際、ここにどうしても泊まりたかったんだけれど、ちょうど予約が満杯で泊まれず…。

せめて見学だけでも…とアポなしで行ってみたら、なんと快く迎え入れてくれた。それだけでなく、オーナー自ら「自家製干し柿」でもてなしてくれる、という温かさ。

「せっかくだから、干し柿でも食べていきます?」という、気さくさの中に、安心感と居心地の良さを覚える、もはや「ホスピタリティー」というサービスを越えた友人感。
この距離の近さ、大好きなんだよなぁ、つくづく…。

 

スタッフとの距離の近さは、もちろん海外でも。

ラオスはルアンパパーンにあるバッパーに泊まった時、リビングルームで地図を広げ、どこを見て回ろうか考えていた時、スタッフの一人が「すごく真剣に地図みてるね、どこ観光したいの?」と声をかけてくれたことに始まる。

どこで話が反れたか忘れちゃったけれど、気がついたら彼の妹の結婚式の感想について話し合っていた。このフレンドリーさ。笑 好きだなぁ、こういう温度感。 

確かに、私たちは「お客様」なんだけど、彼らは、いつもナチュラルに私たちを「友人」として迎え、気さくに話してくれる。かといって、馴れ馴れしすぎず、適度な距離感の心地よさ。

例えば、ちょっと外に散歩しに行く時。さり気なく、

「いってらっしゃい~。あ、そういえば、近くの○○○というお店のアイスクリームがなかなか美味しいよ。今日暑いから、きっと美味しさ倍増すると思う。時間あったら寄ってみるといいよ」

なーんて言ってくれる所とこか、ね。
その土地に住んで働いている人ならではのコアな情報を、押し付けがましくなく、かといって行かなきゃっていう義務感を持たせないナチュラルさ。

スタッフもゲストも、お互いに肩肘張らずに居られるのは、格安宿ならでは、だと思うなぁ。

 

④宿の個性があふれまくっている

▲シンガポールにあるホステル「Chic Capsule Otel」に泊まった時の写真。ホステル内にモダンアートがちらほら。ドミトリー部屋、シャワールーム、リビングまでクールなんだけど落ち着いたデザイン。

何が楽しいって、どのバッパー・ホステル・ゲストハウスも、
宿それぞれのこだわりや個性があふれていること

夜行列車をイメージしたバッパーもあれば、とことん「旅人」に寄り添うため、朝食無料(しかもボリューミー)チェックイン24時間対応の神安宿もある。
他にも、オーナーがアートに造形があり、宿中アートだらけで「これ、本当にバッパー?」と疑うようなクールな空間の宿もあったりなど、挙げたらキリがない。

もちろん、こういった「見て明らかに感じる個性」を楽しめるのはもちろんなんだけれど、
「泊まって見ないと分からない“こだわり”」を発見できるのも楽しい。

「この宿は二段ベッドの下にカギ付き収納場所があって便利」
「シャワールームのちょっとしたフックと棚がある。わかってるなぁ~」
「キッチンにある食器類、地味にこだわっててるし、オシャレでテンション上がる」
「リビングルームのフリーコーヒーがありがたい」
「朝食のジャムが、オーナー手作りで愛を感じる」

とかね。これも挙げたらキリがないけれど、どんな安宿といえど、愛すら感じる細かなこだわりや個性があふれまくっていて、どこか泊まっていて密かにワクワクしちゃうんだよね。

 

2,実際の宿泊レポート

バッパー・ホステル・ゲストハウスといったいわゆる格安宿についてざっくり説明したところで、「現地で部屋探しをする間の仮宿としてどうなのか?」という視点から、以下、私こくぶんが実際にバンクーバーで泊まったホステルのレポートと共に書いていきたいと思う。

(1)結論「仮宿」としておすすめしない

四の五の言わず、まずは結論から。

現地(ここではバンクーバー)で部屋探しをする上で、3~4週間といった一定期間、バッパーやホステルを「仮宿」として生活の拠点にするのは、個人的にはおすすめしない。

ついさっきまで安宿むちゃくちゃ推しまくってたのにどういうこと!?と思うかも知れないけれど、理由は以下3つ。

①格安といえど、なんやかんや高くつく

1泊、約3,000円で泊まれるのがなんとも有り難いけれど、トータルで考えると実は高くつく。

例えば、バンクーバーのバッパーでも有名な「SAME SUN(セイムサ)ン」。ダウンタウンの中心部にあるし、何をするにも便利な場所にも関わらず、なんと朝食付で約3,000円~。

例えば、ここに7泊するとしよう。

最も安い部屋のタイプは、下の画像にあるように「8 bed mixed dorm with shared washroom(男女混合8人ドミトリー部屋)」という、1部屋に二段ベッドが4つ置いてある「ドミトリー」と呼ばれる部屋。これで一週間、約21,320円(CA$1=82円計算)

なんだ!やっぱり安いじゃん!と思うじゃん。

これが「観光」での利用だったら良いかもしれないけれど、
「仮宿」として部屋探しの間に借りるとなると話は変わってくる。

1つ前の記事、Airbnbを仮宿として1ヶ月(31泊)泊まる場合を検証してみたけれど、その場合、宿泊代はCA$700(57,400円)だった(※純粋に宿泊料のみ)。

では、同期間、このバッパーで31泊泊まるといくらになるか。宿泊代は以下の通りだった。

どうですか、この価格。日本円にすると、96,760円。朝食付とは言え、

・1ヶ月、毎日とは限らないけれど男女7人と生活する
・プライベートはほぼ無し
・朝食も、31日連続同じものはさすがにきつい

ここで、軽くAirbnbと比べてみよう。

■Airbnb  プライベートルームで 1泊あたり約1,820円。朝食付無し。

■バッパー プライベート無し  で1泊あたり約3,100円。朝食付。

さあ、どちらの方がコスパが良いと思う?
もちろん、立地も考慮すべきだろうけれど、まあAirbnbの方が輝いて見えるよね。笑

食費についてもちょっと触こう。

朝食付きのバッパーの方が安く済みそうだけれど、朝食以外を自炊するとしても、
「共同のキッチンが混んでいて、部屋に戻ってキッチンが空くのを待つ可能性」
も十分ある。

まあ、経験上そこまで混まないけれど。でも、31泊もしていたら、自炊のためにわざわざキッチンの様子を伺うのが面倒になって、途中で自炊を放棄、ふらっと外に出て外食する可能性だって十分ありえる。

一方Airbnbだと、誰かがキッチンを使っていても、5秒で部屋に戻れる。
かつ、多くても3~4人程度のAirbnb部屋であれば、「混雑で待つ」という事はほぼ無い。

実際、私こくぶんがAirbnbで宿泊中は、9割自炊をして生活費をできるだけかけないようにすることが出来ていた。

総合的に考えると「バッパーでの生活は、なんやかんや高くつく」

 

②プライベート空間が少なすぎる

タイトルと写真の通りなんだけれど、安宿の場合、自分のプライベート空間が少なすぎる。

上の写真は、バンクーバーにあるバッパーの部屋なんだけれど、
こういう二段ベッドの上か下の一方だけが自分が自由に使える空間なの。

実際に31泊したことは無いけれど、カナダのウィスラーという場所で働いている時に、社員寮に住んでいて、その時に「4人ドミトリー部屋でプライベートスペースほぼ無し」という部屋に半年住んでいたことがある。

その経験から言うと、二段ベッドの一部だけがプライベートスペースだと、やはりちょっと狭い。

部屋探しをするとなると、パソコンで情報収集するだろうし、もし部屋探しをしながら語学学校に通い始めた場合、勉強はできないと思った方がいいし、荷物を置くスペースも狭すぎる。

バッパーやホステルの場合、たいてい「部室にあるロッカー」みたいな小さなロッカーは1人1つ使えるんだけれど、それでも小さすぎる。

さらに、もしあなたが渡航に際して大きめのスーツケース2つを持ってきていたとしたら、まあ置く場所に困る。

バッパーによっては、フロントで預かってくれたり、荷物置き専用の場所があるけれど、いざという時にすぐ取り出せないのは意外と面倒。やはり自分と一緒に部屋に置いておけるぐらいのスペースがあった方がいい。

「バッパーで1ヶ月生活する」となると、これらプライベート空間が少ないというのは、
不便だし地味にストレスがかかる。

 

③生活音というか騒音に必ず悩まされる

Airbnbで宿泊した場合でも、騒音に悩まされる事はあるだろうけれど、ホステル・バッパーで6~8人部屋で泊まれば、6~8人それぞれの生活音とうまく付き合わなきゃいけない。これが人によってはストレスになりかねない。

例えばどんな音があるかというと、

・ドアの開け締め
・スマホの電子音(アラーム音・メッセンジャーの着信音など)
・音楽(平気で音楽かけるからね)
・電話(平気で電話するからね)
・いびき
・荷物をまとめたり、カバンを開けたりなんやりする音
・何か食べている音(ドミトリー内の飲食NGが多いが、スナックを食べたりする)
・二段ベッドを降りたり上がったりする音
・窓の向こうのサイレン音、通りの音

…ざっと考えただけでもこれくらい余裕で浮かんじゃう程、生活音と騒音が聞こえる。

さっき言ったけれど、社員寮に4人で住んでいる頃、特に「他人の生活音」だけは悩まされた。
平気で音楽をかけたり、電話をしたり、大笑いしたり。そういう音がかなりストレスだった。

1ヶ月!と割り切れる人ならいいけれど、個人的には、やはりAirbnbで、狭くてもいいからドア付きのプライベートルームに泊まった方が「生活」しやすいと思う。

 

以上、大きく3つの点で、格安宿を「仮宿」にするのは、私こくぶんはおすすめしない

1週間程度の観光なら、最高のコスパ&立地だから激しくおすすめするけれどね。

もしかしたら、長く泊まれば泊まるほど楽しさが増すのかもしれないけれど、
でもまあそれにしても料金の面でもAirbnbの方が断然おすすめだなー。

それでもやはり「格安宿」をある程度、仮宿としてまずは生活の拠点にしたいと考えている人へ。次に、実際の宿泊レポートを載せるから、ぜひ参考にしてほしい。

 

(2)宿泊した宿のレポート

バンクーバーの中心部、ダウンタウンで言うと、これまでに2つのバッパーに泊まったことがあるから紹介。
結論から先に言ってしまうと、いずれの宿も1ヶ月の滞在はおすすめできないけれど、1週間程度ならおすすめしたい宿。

 

①SAMESUN(セイムサン)

バンクーバーのバッパー、と言えば有名なのが「SAME SUN(セイムサン)」。
名前がクールだよね。バンクーバーだけでなく、ケベック・バンフ・モントリオール、そしてアメリカのベニスビーチ、サンフランシスコにも宿を構えている(行ってみたい)。

◆立地

・立地は、「むちゃくちゃ便利」。
上の地図がバンクーバーの中心地ダウンタウンなんだけれど、ショッピングにカフェにビールに飯にデートに、何でも徒歩圏内でできちゃう、中心地のど真ん中に構える神立地。

・最寄り駅から徒歩10分。最寄りバス停までは3分程度と、交通の便は文句なし。

・ライブハウスやパブがあって、週末になると賑やになる「グランビルストリート」という通りに面している。週末や祝日に泊まるとまあまあ外がうるさい。

 

◆料金

・最も安い部屋(男女混合8人部屋ドミトリー)1泊1名あたりCA$39~(約3,200円)
Booking.comで予約した場合。税金込み。

この立地で、朝食付きでこの価格は、正直安い。神。
・チェックイン 15:00、チェックアウト 11:00
・ネットはどこでも繋がる(はず)

 

◆1階(朝は朝食場所 夜はパブ)

・フロントで各貸出および荷物預りサービスあり。荷物は鍵付きの専用クロークがある。

・フロントの先が「パブ」になっていて、夜は一般人も入れる。ただし、朝は宿泊者専用で、朝食会場になる。

・写真を見て分かる通り、「朝でも暗い」のが特徴。のバッパーで特に微妙だったのが、この1階の暗さ。朝なのに夕方みたいな部屋の暗さだったから、爽やか感0だった。

夜になると、パブで音楽ガンガン流れるから、部屋でくつろいでる時にその音が聞こえて地味にうるさかった。まあ、そんなに滅入るほどうるさくないけれど、気になる人は気になるかな、と。

◆2階(宿泊者専用)

1階は、誰でも入ることができるんだけれど、2階に続く階段の入り口は、宿の鍵(というかカード)のセキュリティを通さないと入れないようになっている。

ちょっと見にくいけれど、廊下と部屋のドアの写真。ドアが、各国の国旗になっていて、なかなかオシャレ。日本の国旗は私こくぶんが泊まった階では見つけられなかったけれど。

◆部屋(女性専用6人部屋)

※上の画像は、Expedia.caより

・女性専用6人ドミトリー部屋に宿泊。
写真の通り、箱型のベッドだったから、カーテンで仕切られてる一般的な二段ベッドよりはプライベート感のあるベッドだった。けれど、閉塞感はある。

・他の人が使っている電気の明かりが気になることは少なかった。音は聞こえる。

・良かったのは、枕元に扇風機やコンセント(2つ)、そして小さな棚があったこと。

・ベッド上段に宿泊したけれど、なかなか快適だった。

◆共有スペース:キッチン

   

・キッチンは広々としていたし、清潔感があった。
 電子レンジ、ポッドはもちろん、写真の通り、業務用の冷蔵庫がドカンと置いてあって、なかなかクールだった。

・食器、マグカップ、カトラリー系、調理器具も一通り揃ってる。
※冷蔵庫の一角に、「誰でも使っていいよ」コーナーがあって、そこに誰かが使い切れなかったバター、ジャム、牛乳やら卵、たまに野菜、冷凍フルーツなどあったから、その気になればそれだけで食事を作れると思う。賞味期限等は必ずチェックしてね。

◆共有スペース:リビングルーム

  

・リビングルームも広々。左奥の白いドアの向こうがキッチン。

・リビングルームに、写真には乗ってないけどスナック菓子の自動販売機がある。

・世界各国からツーリストが集まるからリビングにいるだけでいろんな国の人と交流できる

◆共有スペース:シャワースペース

※写真は、いずれもExpediaより

・写真ではかなり明るく写ってるけれど、この1トーン暗い感じ。

・シャワースペースは、各階にある。見ての通り、洗面台が2つしかないから、
 歯磨きにドライヤーに、時間帯によっては混み合う
※朝方(7~9時)、夜(21~23時)が混み合う印象

・シャワールームは、脱衣所を含め窮屈感を感じないサイズ感だった。

シャワールームにドライヤーは無い
※一応フロントにてID(パスポート等)と引き換えに一時的に借りられる

◆共有スペース:ランドリー

※画像はトリップアドバイザーより

・もちろん有料
利用には、コインが必要だから、持っていなかったらフロントで両替してもらおう
※価格が不明だけれど、1回CA$2~2.5程が相場

洗剤も別途必要

◆朝食(無料!)

・写真は、実際にこくぶんが食べたプレート。
 ブッフェ形式で、内容としては以下の通り。

【食事系】
・ベーグル
(なんと3~4種類。確か、プレーン・セサミ・ブルーベリー・とあと1つ忘れた)
・マフィン
(2種類。チョコレートとプレーンっぽいのだった)
・ジャム、マーガリン
・シリアル
・カットフルーツ

【飲み物】
・牛乳
・オレンジジュース
・コーヒー
・水

こんな感じだった。毎日同じメニューだけれど、
これが無料というか宿泊代込なのはすごくない?
ちなみに、こくぶんはベーグルを持ち帰り、昼飯にしていた…)

◆近隣情報

・何度も言うけれど、周りに何でもあるから食には困らない。

・ドラッグストアは「LONDON Drug」というチェーン店が徒歩5分程度にあり。

・スーパーは、「Nesters Market(ネスターズ・マーケット)」と
 「IGA(アイジーエー)」が徒歩圏内にあるけれど、品揃えで言えばIGAがおすすめ。
 こちらも徒歩5分程度。
※プラスチックバッグは有料(といっても数円)だから、何かバッグを持っていってもいいかも

・近くに、24時間営業(2018年現在)のマクドナルドや、
 カナダの有名チェーン店ティム・ホートン、そしてスターバックスもある。

◆泊まるのにあると便利なもの

・タオル
フロントで借りられるけど、タオルクオリティーが気になる人は持っていくと良いかも。

・ドライヤー
前述の通り。借りるのがちょっと手間かな。

・ビーサン 
バッパーで必需品だろうけど、一応。

・ウェットティッシュ
部屋に洗面所が無く、シャワールームまで歩くの面倒という人は便利。特に女子はメイク後にあると便利かと。

・鍵(南京錠でもダイアルロックでも)
これもバッパー宿泊なら必須だろうけど、一応。

◆宿泊感想

【Good!】

・観光で短期滞在するなら最適。立地が便利。

・なんと言っても朝食込み。立地も含めてコスパは素晴らしい

・多国籍すぎる環境で、いろんな国の人と交流できる

・セキュリティー面も、まあまあ。基本的に部屋のカードが無いと出入りできない。

【Umm…】

・宿が全体的に若干暗く、閉塞感を少しだけ感じる。

・洗面所が少なくて、たまに混み合う

・騒音が気になる(通りの音、1階のパブの音)

こんな感じかな!さすがに1ヶ月滞在はおすすめしないけれど、
1週間程度ならとても便利な宿だと思う。おすすめ。

 

②St Clair Hotel-Hostel Vancouver (セントクレア ホテルホステル)

こちらもバンクーバー・ダウンタウンにあるバッパー「St Clair Hotel-Hostel  (セントクレア ホテルホステル)」。今までに2度ほど宿泊。

1911年に建てられ、実はバンクーバーで初めてコンクリートで建築された歴史的建造物として認定されている場所に宿を構えている。もともと、太平洋や大西洋を渡る鉄道員や船員用の宿として建てられたもので、実際に宿内で、いたるところにその歴史や息遣いを感じられる。

◆立地

・先程紹介した「SAME SUN」から徒歩10~13分程の所にある。

・最寄り駅から徒歩10分程度、バス停も5分以内にあるから交通の不便は無し。

・近くに公園や教会があり、SAME SUNと比べると静かなで落ち着いた場所にある。

・こちらも、特に食には困らない。「ガスタウン」というオシャレエリアが近く、
 朝はオシャレカフェで朝食をしたりできる。個人的には立地はこちらの方が好き。

◆料金

・最も安い部屋(※男女混合は部屋無し。男女、各専用3人部屋ドミトリー)
1泊1名あたりCA$34~(約2,800円)
Booking.comで予約した場合。税金込の価格。

朝食付きでは無いけれど、こちらも安い。しかもMAX3人の部屋(だったと思う)で、
男女それぞれ専用部屋でこの価格。この立地にしては安い。

タオルが無料。しかも自分が泊まる部屋のベッドに事前に置いといてくれている。
 これは有り難いサービス。もちろん無料。

・チェックイン 14:00、チェックアウト 10:00
・ネットはどこでも繋がる

◆2~3階(宿泊者専用)

・1階は無く、2~3階がこの宿のスペース

・階段を上がった2階にフロントがある。
 なお、フロントは24時間出はなく、夜7時以降の到着はセルフチェックイン

※予約が完了すると、セルフチェックインについて、宿から以下内容のメールが来る
・7時以降は宿のメインドアが閉まるから、暗証番号(メールに記載)を押して入ってね
・鍵やらチェックインに必要なものは、フロント目の前に置いてあるから各自、取っていってね
・フロントは、朝8:30に開くから、お金の支払も兼ねて翌日に必ずチェックインしてね

◆部屋(女性専用3人部屋)

他のバッパーとは若干違い、1部屋(たぶん)MAX3名という、こじんまりした部屋になる。
もちろん、プライベートルーム(1名専用や2名専用など)もあるけれど、最安値の部屋だと以下のような間取り。

これを踏まえて、こくぶんが実際に泊まった時に撮った下の写真を見てほしい。

・ベッドにカーテンは無し

・良かったのは、こじんまりしてるけど「洗面台」が各部屋にあるところ
 これは地味に便利。わざわざ部屋の外に出なくても顔も歯も洗える。

・音は、察しの通り聞こえる。廊下を歩く音も余裕で聞こえる。

個人用の読書灯が無く、部屋のメインの照明メインしかない

一番困ったのは、ベッド近くにコンセントがないこと。
洗面台の近くに2プラグあったのみだったから、夜枕元で充電できなかったのが不便。
(延長コードも、3~5m位じゃないとベッドに届かないと思う)

 

◆共有スペース:準キッチン

・このバッパーには、キッチンというキッチンが無い

・写真のように、廊下に流し台や冷蔵庫、ケトル、電子レンジ、トースターが設置されており、火を使わない簡易的な調理なら出来るようになっている。

・ちなみに、冷蔵庫も一人暮らし用の冷蔵庫程度の大きさとコンパクト。

・食器、カトラリーはあるけれど、調理器具は確か無かった

◆共有スペース

・共有スペースは合計2つ。写真とは別にもう1つこじんまりした部屋がある。

午前8:30~午後12:30まで、紅茶とコーヒーの無料サービスがある

・「SAME SUN」のように、多国籍のいろいろな人と交流できる、という印象は薄い。
交流はできるけれど、リビングが狭いからほとんどの人は部屋で過ごしてるんだと思う。

◆共有スペース:シャワースペース

※写真は撮り忘れた

・シャワーは各階に2つ、トイレも2つ。

・ドライヤーはやはり備え付けじゃなく、フロントで借りる必要あり
※夜7:00~朝8:30までフロント無人でこの時間帯に借りられない

・シャワールームは、正直古い感じがあって、しかも暗め。
 綺麗にはしているけれど、お世辞にも心地よいとは言えない。
 そして、シャンプーやら置く場所が小さくて不便だった。

◆共有スペース:ランドリー

・ランドリーは2台程。
・値段定かじゃないけれど、CA$2~2.5程度かと。

◆共有スペース:廊下

100年前に建てられたとは思えない位の美しさ。レトロで、かつ廊下が、昔の船舶の写真や地図などギャラリーのようになってるのが素敵。ステンドグラスが所々にあったりと、宿の歴史と個性がにじみ出ていて、個人的に雰囲気が好き。

◆近隣情報

・何度も言うけれど、周りに何でもあるから食には困らない。

・スーパーは、「IGA(アイジーエー)」というスーパーの近くに
「H Mart(Hマート)」という韓国系のスーパーもある。日本食も買えるからいいかも。

・ちょっと遠い(徒歩15分位)けど、中国系スーパー「T&T(ティーアンドティー)」もある。日本食も買える。量り売りの惣菜がなかなか美味しい。

・ちょっと歩けば、「ガスタウン」というカフェが多いエリアに行ける。ぜひ泊まった際は散策してほしい。

◆泊まるのにあると便利なもの

・ドライヤー
前述の通り。フロント24時間じゃないし、借りるのがちょっと手間かな。

・ビーサン
バッパーで必需品だろうけど、一応。

・鍵(南京錠でもダイアルロックでも)
これもバッパー宿泊なら必須だろうけど、一応。

・タコ足配線と延長コード 
部屋にあるコンセントが限られてるから。ちなみに、カナダは日本と同じ「タイプA」だから、日本の延長コードは普通に使える。

◆宿泊感想

【Good!】

・やはり観光で短期滞在するなら最適。立地が便利。

・素泊まりだけで十分な人にとって、値段の安さは魅力的。

・MAX3人部屋、かつ部屋に洗面所や小さいけれどクローゼットがあるのは便利。

【Umm…】

・キッチンが無いから、自炊しにくい。

・個人用の読書灯が無いこと、コンセントがベッドから遠いのが不便。

・シャワールームのレトロ感と閉塞感がイマイチ。

安くて立地のいい場所にあるバッパーだけれど、地味に不便な事(キッチン、ライト、コンセント等)があるから、1ヶ月滞在は全くおすすめしない。1週間程度ならとても便利だと思う。

なお、2つのバッパーを比べるとすれば、使い勝手の良さで言えば、先に紹介した「SAME SUN」の方がおすすめだとこくぶんは思うよ。

3,まとめ

以上、今回もボリュームたっぷりでお届けしたよー!

「部屋探しをする間の仮宿として、バッパーやホステルといった格安宿が拠点になり得るかどうか」について、2件の宿泊レポートを踏まえて見ていったけれど、
結論としては、前述した通り「なり得ない、というか個人的におすすめしない」。

コストも意外にかかるし、地味な所(シャワー待ち、生活音、光…etc)でコツコツ、ストレスが溜まる環境だから、短期滞在で使うに留めるのがベストかな、と思う。

とは言え、世界中の人と交流できる貴重な時間を経験できたり、自分のサバイバル力(?)が上がったりと、多くの発見に出会えるのは間違いない。興味がある人は、ぜひ1泊でもいいから泊まってみてほしい!

ちなみに、今回は2つしか紹介しなかったけれど、バンクーバーには他にもホステルやバッパーがいくつか有る。また別な宿に泊まったらシェアしようと思う。

この記事が、誰かの役にたちますように!