【カナダ・バンクーバー民間保険BIIS・その1】ワーホリで使える?評判は?BIIS保険と日本の海外保険を比較。
- 2019.12.19
- 海外保険

【写真】カナダのバンクーバーで、日本の海外保険(クレジットカード付帯)が切れてから現地保険MSPの許可が降りるまでお世話になったBIIS。
【要点】
■カナダの保険関連会社BIISについて、概要や補償内容、料金を紹介
■日本出国後も加入できて、しかも日本の海外保険より約1/3程安い
■ワーホリ中でも加入できるけれど、総合的に日本の海外保険の方が優秀
【この記事はこんな方人向け】
・BIIS(ブリッジス・インターナショナル保険サービス)がどんなものか知りたい人
・どのくらいの料金で、どんな補償内容なのか気になる人
・日本の海外保険と比較してどうなのか気になる人
やっほー、ポジティブめがね・こくぶん(@CocobunYummy)です。
留学やワーキングホリデーでに行くにあたって不安なことは多くあれど、
中でも「海外保険」は、特に重要な準備の一つ。
といいつつ、1年間で契約すると結構なお金がかかるのが悩む所。
私こくぶんは、「カナダ渡航の予算は50万」と固く決めていたんだけれど、
保険料を見積もってもらった所、なんと年間20万円(ちなみにこれは平均的な額)。
しかし、予算の4割を海外保険に費やす、しかも一括で支払うことは私には無理だった。
そこで、調べに調べまくった結果、以下の結論に至った。
【“日本の海外保険”に入らず渡航する場合の作戦】
■日本の有料の海外保険には入らない
■日本のクレジットカード海外保険付帯で90日間は無料でしのぐ
■バンクーバーに渡航後、現地の公的保険MSPに加入する
■日本のクレジットカード付帯保険からカナダ公的保険MSPに移行する間に
「保険の無加入期間」が生じたら大変だから、
その場合は現地の民間の保険会社(代理店)「BIIS」にて保険に加入する
で、結論から言うと「見事…でもないけれど作戦は成功」。
なぜ「見事」成功じゃなかったかというと、
日本のクレジットカード付帯保険から、カナダの公的保険MSPへの移行を失念し、
海外で生活しているのに「何の保険にも入っていない無加入期間」が生じてしまったから。
(何もなかったから良かったけれど、これ、本当に良くない。)
で、その時にお世話になったのが「BIIS」という民間保険会社。
ということで、今回は、
皆が私こくぶんと同じようなリスキーに合わないように、BIISについて加入方法や料金について
実体験に基づいて紹介しようと思う。
ちなみに、実際に保険金請求をするチャンスは無かったから、
「どうやって保険を請求するか?」を知りたい人にはこの記事は向いてないので注意。
《補足》カナダの公的保険MSPって何?
過去に2つ記事を書いたから、そこからどうぞ。
なお、2020年1月から月額の保険料が、
従来のCAD37.50(約3,250円)から無料になることが公式に発表されている。
一定の条件をクリアすれば、ワーホリの日本人でも加入できるから、興味のある人はぜひ。
【現地の格安保険】※2020年1月1日から無料!バンクーバーのあるカナダ・BC州には「MSP」という公的な健康保険がある!
1,カナダの民間保険BIIS。ワーホリで使える?日本の海外保険と比較。
(1)カナダの民間保険BIISとは?
では、早速BIISについて紹介していこう。
まずは以下、ざっくり概要。
【保険会社BIISの概要】
■BIIS(Bridges International Insurance Services)
・ブリッジス・インターナショナル保険サービス
・1988年に創立した独立系保険仲立人(保険ブローカー)で、
インターシティ・グループ(カナダ大手保険ブローカー)の一員
・日系資本が入った日本人のための損害保険、旅行保険、歯科医療保険を中心に扱う
(取り扱い保険の例)
海外旅行傷害保険、年間旅行保険、留学生保険、ワーホリ・ビジター保険
旅行キャンセル保険、旅行中断保険、歯科医療保険、事故傷害、疾病保険など。
■ワーホリ・ビジター保険では、
・CA$10,000 ~CA$300,000 の6種類の中から補償限度額を選べ
・1日単位、最高1年間まで加入可能
■申込みから対応まで日本語にて可能
(申込みはオンラインから可能)
(引用元:BIIS HPより)
BIISとは、カナダにある(主に)日本人のための保険ブローカー会社ということ。
ちなみに、ブローカー(保険仲立人)という表現が難しいけれど、
これは、特定の保険を販売する「保険代理店」とは異なり、
様々な保険会社からお客さんに合った保険を提案してくれる仲介人のことを指すみたい。
①BIIS、バンクーバーのどこにあるの?
この会社、実はバンクーバーのダウンタウン、
多くの人で賑わう通りにあるビルの一室にオフィスがある。
上の写真はGoogleストリートビューの画像なんだけれど、
黄色枠、ボルドー&イエロー色が目印CIBC銀行の隣にあるビルの9階に位置している。
ビルに入って9階にあるオフィスに入ると、写真のような受付けスペースになっていて、ここで直接各種相談ができる。もちろん、日本語で。(日本人スタッフがいるからね!)
なお、わざわざこのオフィスに来なくともオンラインで申込み&支払いをすることも出来る。
なお、びっくりするくらいセンスの無い写真を撮ってしまったと今反省しているんだけれど、
雰囲気だけでも伝わればこれ幸いだよ…。
【アクセス情報】
■住所
Suite 901 – 1030 West Georgia Street Vancouver BC Canada V6E 2Y3
■フリーダイヤル:1-888-267-4461
■日本からの電話:050-5532-8138
ちなみに、私も実際に2回程行ったことがあるけれど、
バラード駅という駅近くでアクセスも便利。
②ワーホリビザで入れる保険って?
BIISが取り扱っている保険で、ワーホリ目的でカナダに住んでいる日本人の場合、
画像にある2つの保険会社から選ぶことができる。
ちなみに私は、日本にも支店があって世界的認知もあるAllianz(アリアンツ)を選んだよ。
いずれにしても「ビジター保険」という保険に加入するとができ、
かつ、加入条件や補償内容は大きく違わないらしい。
以下、私こくぶんが実際に加入したアリアンツ保険について見ていくね。
ワーホリビザで主に加入できる保険は、上の画像の通り「ビジター保険」というタイプの保険。
ワーホリだけでなく「州政府健康保険(BC州だとMSPという保険)の待機期間中」でも加入できるからありがたい。
【参考】カナダの学校に通うなら「留学生保険」もある
ワーホリ向けの保険だけでなく、もちろん「留学生保険」もある。
この場合は、Allianzではなく、カナダの保険会社tugoになるみたい。
ちなみにこの「留学生保険」、例えワーホリビザであっても
・カナダの学校に入学した
・補償期間中にわたり学生登録している
といった条件を満たしていれば、ビザの種類問わず
「留学生保険」に加入することができるみたい。
なお「語学学校」が「カナダの学校」に該当するかは調べてない。すまん。
※詳しくは、BIISにある該当ページ参照
→カナダの留学生保険
③どんな補償内容なの?
ここらへんは実際にHP見てと言いたいところだし、実際に見てほしいんだけれど、
・日本の海外保険に加入せず、
・公的保険「MSP(Medical Services Planメディカルサービスプラン)」
だけしか加入していなかった私から見て、「これはありがたい」と思う補償内容だけ、
以下ピックアップしてみるね。
【イイネ!を押したい補償内容】
- 緊急治療 – 加入補償限度額まで
急性で突発に発生した不測の緊急傷害・疾病の治療費(入院、外来)、
救急車利用費、緊急を要するレントゲンなどの検査費用 - 処方箋薬:30日限度、$1000まで
- 継続治療: 加入補償限度額に含まれる。
ただし、初診時の治療をAllianzに事前報告してある事が条件 - 不可欠な医療器具のレンタル料
車椅子、松葉杖などの必要な医療器具のレンタル料
(Allianzの事前承認が必要) - 歯科治療
事故による顔面打撲が原因の歯科治療の場合、最高$4,000
新規の緊急歯痛緩和の治療の場合、最高$500 - 緊急帰国費用
最高$3,000
(被保険者ご本人の傷害、疾病によりAllianzの帰国承認があった場合)
(引用元:BIIS ビジター保険 補償内容ページ)
この中でも、特に2番目。
処方箋薬の補償は結構ありがたい。
なぜなら、公的保険「MSP」だと、診察料は無料だけど、処方箋は全て自腹だから。
しかも、地味に高いから、これを補償してくれるのはありがたい。
【参考】処方箋の値段。もちろん、薬にもよるけれど、毎回自腹は高い…
上の写真は、実際に私こくぶんがカナダで病院にかかった時に処方された薬とレシート。
どんな病気というか症状だったか詳しくは、前回の記事を参考にして欲しいのだけれど、
とにかく顔がパンパンに赤く腫れてしまう症状で、これじゃお嫁にいけない状態だった。
で、お薬が入った塗り薬を調合&処方してもらったんだけれど、
MSPにしか加入していない場合、こういった処方箋は都度自腹になる。
単発の病気や症状ならいいけれど、通院となる地味にお金がかかるよね。
④誰が入れるの?加入資格は?
まず、ありがたいのが、渡航後でも申込めること。
いや、そりゃカナダにある会社だからそうなんだけれど、万が一
「日本の海外保険に入り忘れた……飛行機のっちゃった…オワタ…」
ってなっても大丈夫。
しかも、オンラインで申込みできるから、なんなら到着した瞬間空港から申込むこともできる。
【注意】オンライン申込み直後から即保険開始!ではない
■怪我の補償は「保険開始日から」
■病気の補償は「保険開始日から48時間以降から新たに発症したもの」が対象
■母国(日本)出国前に加入した場合、病気に関する48時間の待機期間は免除
その他、加入条件として以下の内容も合わせて確認してほしい。
全てHPからコピペしたものだけれど、注意点だけ太文字にしてみるね。
【ビジター保険(Allianz)の加入条件】
- 加入時に出生より15日以上、89歳以下であること。
- カナダの州政府健康保険加入者、有資格者でないこと。
- 加入時に健康であり、保険加入期間中に医療行為を受ける理由が無いこと。
- 各種介護、老後、療養、リハビリ施設に滞在していないこと。
- すでに保険約款に記述されている疾病に罹っていないこと。
(引用元:Allianzビジター保険 加入条件)
まあ、たいていの人はクリアできているけれど、
若干注意なのは2番目。「カナダの州政府健康保険加入者」という点。
これ、バンクーバーのあるBC州で言えば「MSP」にあたるんだけれど、
MSPに既に加入済の人は、ビジター保険には入れないから注意。
⑤気になるお値段は?
例えば。以下、ありえそうなケース。
・30歳、健康そのもの
・ワーホリで1年カナダに滞在予定
・90日間(約3ヶ月)は日本のクレジットカード海外付帯保険でしのぐ
・その後9ヶ月を、BIISのビジター保険に加入
・アグレッシブに動く予定はないから補償は最低限でOK(保険金額CA$50,000)
BIIS公式HPにある見積もりページで実際に見積もってみた結果。
なんと、加入期間9ヶ月(275日)で約60,765円。
月額にしてみれば約6,752円。や、安すぎる。
例えば、海外旅行保険のAIG (ワーキングホリデー用保険)を同じく9ヶ月間加入した場合、
以下の見積もりだと最低でも201,060円。
月額で換算すると22,340円で。
BIISのビジター保険に同期間加入すると、AIGの約1/3の料金しか発生しない。
これはすごい。
(2)BIIS、格安だけど本当に大丈夫?保険料について詳しく!
日本の海外保険に比べたら、びっくりする位安いけれど、
一体どんな内容か詳しく掘り下げていこう。
①保険料の設定が、そもそも日本と違う
■AIG保険:補償内容ごとの保険金額によって保険料が決まる
■BIIS :1日あたりの保険料(上限額)によって決まる
え?どういうこと?
って思うかもしれないから、詳しくみていこう。
【BIISの保険料】
■(あなたが払う)保険料は、(あなたが)設定する補償限度額によって変わる
■補償限度額は、以下6つの額から選ぶことができる(※$はカナダドル)
$10,000 /$25,000 /$50,000/$100,000/$150,000/$300,000
(約84万/ 208万/ 420万/ 834万/ 1250万 /2500万)
■「選んだ補償限度額」と「年齢」に応じて、保険料が1日単位で設定されており、
加入期間に応じて、(あなたが)支払う保険料が決まる。
■なお、保険金額は加入期間中を通しての総額の補償金額。
つまり、1件あたりの補償金額ではない点に注意。
※ただし、例継続治療費、処方箋薬、専門医の緊急傷害医療行為費、
個別に設定さている補償もあり、各補償金額に準ずる。
【例】
一方、AIGのワーホリ用保険の場合。
【AIGの保険料】
■(あなたが払う)保険料は、補償内容の保険金額によって変わる
■各補償内容に応じた保険金額によって画像の通り設定された保険料4つから選べる
なんとなくわかったかな…?
つまり、ざっくり言うと…
■AIGは、加入する月数に応じて変動はあれど、
フィックスプライス(固定価格)のプランから保険を選べる
これに対して、
■BIISは、加入日数に応じて保険料が変動する
②BIISの補償内容は?
次に、BIISの補償内容いついて。これも重要だからHPにあるもの全てコピペするね。
- 緊急治療 – 加入補償限度額まで
急性で突発に発生した不測の緊急傷害・疾病の治療費(入院、外来)、
救急車利用費、緊急を要するレントゲンなどの検査費用 - 処方箋薬:30日限度、$1000まで
- 付き添い看護師費用 : 最高$10,000
- 継続治療: 加入補償限度額に含まれる。
初診時の治療をAllianzに事前報告してある事が条件 - その他専門医の緊急傷害医療行為
緊急傷害治療のための理学療法士(医師の指示)、カイロプラクターなど最高$500 - 不可欠な医療器具のレンタル料
車椅子、松葉杖などの必要な医療器具のレンタル料(Allianzの事前承認が必要) - 歯科治療
事故による顔面打撲が原因の歯科治療の場合、最高$4,000
新規の緊急歯痛緩和の治療の場合、最高$500 - 緊急帰国費用
最高$3,000 (被保険者ご本人の傷害、疾病によりAllianzの帰国承認があった場合) - 旅行同伴者の帰還費用: 片道エコノミー航空費
- 家族の渡航費用
一人分の往復エコノミー航空券費など最高$3,000、
さらに食費と宿泊代に最高$1,000 (事前承認が必要) - 被保険者入院時の子供への付き添い費用
1日最高$50、総額最高$500 - 宿泊費用などの補償
被保険者または旅行同伴者が入院した場合、1日最高$1500 、
最高総額$1,500あるいは最高10日間 (事前承認が必要) - 遺体の本国送還
最高$10,000、死亡場所での埋葬、火葬に最高$4,000 - 傷害死亡保障: 加入補償限度金額と同額 ($50,000 加入であれば傷害死亡保障も$50,000)
*この日本語説明は概略参考資料であり、
すべての補償内容の詳細は英文保険約款(PDFファイル)に基づきます
- 注1. 定期健診、健康診断、眼科検視、および虫歯などの歯科治療は対象外になります
- 注2. ケガは加入日から即日補償、病気に関しては保険の発効時から
48時間後に発症した病気の治療費が対象となります - 注3. 保険発効前の既往症は保険約款に記載された条件を除き補償の対象外となります
(引用元:BIISビジター保険 補償内容より)
まあ、一言で言うと
「AIG保険を始めとする日本で加入できる海外保険の方が手厚い」
という印象。
特に気になるのが、黄色線で強調した所。
これ、例えば「CA$50,000(約420万)の補償限度額を設定」していた場合。
緊急治療や、その後継続的に治療が発生したとしても、
最大約420万(設定した補償限度額)までしか保険金が降りない、ということ。
しかも「保険金額は加入期間中を通しての総額の補償金額」となっているから、
・例えば1回目の怪我で、
限度額(この場合420万)まで保険金を使い果たしてしまったとして
・その後、風邪やら怪我やらした場合は、
1回目で補償限度額を既に越えている場合に保険金が降りない可能性がある
※ただし、例継続治療費、処方箋薬、専門医の緊急傷害医療行為費、
など個別に設定さている補償もあり、各補償金額に準ずる。
ということ(BIISに問い合わせ確認済み)。
確かに、補償内容だけ見れば良さそうだけれど、
日本の海外保険とは異なり「無制限」の補償だったりするわけではない点は注意したい。
■AIGは、1事故・1疾病あたりで支払限度額が決まっている
■BIISは、加入期間中を通しての総額の補償金額となっている
③カナダって、実際に治療費はどれくらいかかるの?
ちょっと不安になったところで、
そもそも治療費だの緊急費用って一体どのくらいかかるのか?という点について。
まずは、BIISのHPに記載されていた治療費等の目安をコピペ。
なんだか、金銭感覚が麻痺しそうな額で恐ろしいけれど、
次に、実際にどんな事例および治療費が発生したか、「価格.com保険」のHPで過去の事例をうまい具合に載せてくれているから、以下、そのままコピペさせて頂くことにするね。
過去の事例では、家族が駆けつけすぎなので、以下ちょっと考えられそうな例を挙げてみよう。
【シーン】
スタンレーパークで友達と楽しく自転車でサイクリング
【怪我の理由】
・景色に夢中になっていたら、自転車が段差にひっかかり、そのはずみで転倒
・打ち所が悪く、立ち上がれず軽く意識を失う
【以降、費用が発生】
・友達が「911」をダイヤルし、即、救急車で搬送
・搬送先の病院で「硬膜下血腫・肩甲骨骨折」と診断され27日間入院・手術する結果に
【治療費】
治療費は、総額で約400万円
想像するだけで自転車に乗ることを諦めてしまいそうな例だけれど、
この事例の場合の保険金を、日本の海外保険(AIG)とBIISで比較してみよう。
■AIG保険
治療・救援費用は1事故あたりの費用は「無制限」
■BIIS
自分が設定した補償限度額によって、保険金額が決まる
※ただし、例継続治療費、処方箋薬、専門医の緊急傷害医療行為費、
こんな感じ。
こう考えると、日本で加入できる海外保険の安心感が半端ないことがわかると思う。
確かに、AIGを始めとする日本の海外保険はBIISよりも高いけれど、
年間20万円くらいで「いざという時」の安心感が買えるなら、
ぜひとも買っておいていいんじゃないか、と割と本気で思う。
④結局、補償額はいくらに設定すればいいの?
まずは、結論を以下2つの立場から。
1,公式「BIISのビジター保険」より
スポーツをされる方であれば、補償限度額は最低でも CA$50,000以上をお勧めいたします。
(引用:BIIS ビジター保険)
2,こくぶんの個人的な意見
保険加入期間にもよるけれど、ワーホリ期間中…
・半年以上加入する場合は最低CA$100,000(約834万)
・もし1年くらい加入するのであれば、最大補償限度額(約2,500万)
・半年以下や短期間であれば、CA$25,000(約208万)
の補償額を目安にしていいと思う。
あくまで個人的な意見だけどね。
理由としては以下の通り。
■BIISのビジター保険の補償金額は、加入期間中を通しての総額だから
※個別に設定さている補償は、各補償金額に準ずる
■ただの風邪や腹痛であれば最低補償額でも十分だけれど、
予期せぬ怪我や事故、スポーツ時の怪我等を考えると最大補償額だと安心だから
自分の生活パターン(スポーツをするか、旅行をするか等)と加入予定期間を考慮して
保険料をいくら払うか考えてみてほしい。
ここでもう一度「設定できる補償限度額」を確認しよう。
【ビジター保険の補償限度額と保険料の表】
上の画像通りだけれど、補償限度額は以下6つから選ぶことができる。
【$10,000 /$25,000 /$50,000/$100,000/$150,000/$300,000】
参考までに、補償限度額によってどのくらい保険料が違うか表にまとめてみた。
補償限度額を低めに設定した方が、そりゃもちろん保険料は安いけれどね。
【見積もり設定】30歳/加入期間100日した場合に支払う保険料
補償限度額の設定 | 保険料(カナダドル) | 保険料(日本円:約の価格で表記) |
CA$10,000 | 158.4 | 14,000円 |
CA$25,000 | 208.8 | 18,000円 |
CA$50,000 | 238.5 | 20,000円 |
CA$100,000 | 322.2 | 27,000円 |
CA$150,000 | 374.4 | 32,000円 |
CA$300,000 | 592.2 | 50,000円 |
⑤その他、BIISのビジター保険で注意することは?
意外とあるんだけれど、
バンクーバー生活での強い味方「LifeVancouver」というサイト(日本語)で、
とてもわかり易く、かつ詳しく説明しているからぜひ参考にしてほしい。
この中で、特に注意してほしいと思う点を5つ程ピックアップ。
【1,保険有効になるタイミング】
■ケガは加入日から即日補償
■病気に関しては保険の発効時から48時間後に発症した病気の治療費が対象
※つまり、疾病に対しては、保険開始日より48時間の待機期間があって、
この間は、保険が開始される前に発症した疾病は補償の対象外となる。
【2,キャッシュレス対応ではない】
■基本、医療費等を一旦立て替え、後日保険金請求手続きが必要
クリニックによっては、診察費のみキャッシュレス対応できるみたい
■入院および手術が必要な場合は、必ず事前に保険会社に電話で連絡する必要あり
補償される治療費の場合は、保険会社と病院の間で治療費の手配がなされる
■外来程度の症状であれば保険会社に事前連絡は必要ない
【3,歯科治療について】
■歯科治療は、事故などを起因とする損傷や痛み止めのみ対象内
■虫歯治療や、詰め物(銀歯)が取れる等の治療は対象外
【4,補償対象について知っておくべき2点】
■日本の海外保険にあるような以下補償は含まれない
個人賠償責任、携行品、手荷物遅延、航空機遅延など。
※つまり、自分が誰かの物を壊したり、逆に誰かに自分の物を壊された、
盗まれたなどした場合の補償は一切ない、ということ。
■カナダ国外への旅行に対する保険について
旅行期間がカナダ滞在中の保険加入期間の49%以下であれば、
カナダ国外(日本などの出身国を除く)で発生した治療費も補償の対象になる。
※つまり、100日間加入している場合、49日間の旅行であれば保険対象ということ。
【5,病院にかかった場合の保険金請求について】
■保険金請求手続きには、2週間から3週間程度の時間がかかる
■支払いは、銀行振込ではなくカナダドル「小切手」での支払い
⑥結論、日本の海外保険が一番
ここまでみてきて言えることを最後に。
一言、日本の海外保険が一番手厚くて安心。
これ、本当にそう思う。
確かに、年間で入ると高額だけれど、
キャッシュレス対応だし、補償額も「無制限」があるし、緊急時も日本語対応してもらえるし。
だから、ぜひお金が厳しくても日本の海外保険に入るのはおすすめ。
【参考】留学・ワーホリ保険ならAIG損保
2,まとめ
以上、BIISのビジター保険について、概要や補償内容など、
自分が加入した時を思い出しながらできるだけ詳しくシェアしてみたよ。
今回もボリューミーだったから、簡単にまとめてみようと思う。
BIISって何?
■BIISとは、日本人のための損害保険、旅行保険、
歯科医療保険を中心に扱うカナダ大手保険関連会社
■ 中でも、日本出国後に加入できる「ビジター保険」が便利。
CA$10,000 ~CA$300,000 の6種類の中から補償限度額を選べ、
1日単位、最高1年間まで加入可能。
※ただし、渡航先がカナダ以外の場合に限る
どのくらいの料金で、どんな補償内容なの?
■補償限度額と年齢に応じて保険料が変わってくるが、
ざっくり日本の海外保険と比較すると、約1/3程度の料金で加入できる
■補償対象になるのは、疾病・
「個人賠償責任、携行品、手荷物遅延、航空機遅延」といった補償は一切ない
【見積もり設定】30歳/加入期間100日した場合に支払う保険料
補償限度額の設定 | 保険料(カナダドル) | 保険料(日本円:約の価格で表記) |
CA$10,000 | 158.4 | 14,000円 |
CA$25,000 | 208.8 | 18,000円 |
CA$50,000 | 238.5 | 20,000円 |
CA$100,000 | 322.2 | 27,000円 |
CA$150,000 | 374.4 | 32,000円 |
CA$300,000 | 592.2 | 50,000円 |
なお、今回の記事では触れてないけれど、
次回、BIISのビジター保険について「実際の加入方法」や「返金方法」など、
私こくぶんが実際に行ったことをベースに更にシェアしてみたいと思う。
何か参考になれば嬉しい!
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