【カナダ/バンクーバー語学学校】格安な語学学校 LCC -ISS Language&Career College of BC-行ってみた感想・口コミ・評判
- 2018.06.05
- 語学学校

1,今回行ってきた学校、格安で有名なLCC -ISS Language&Career College
《ざっくり概要》
■非営利組織が運営している語学学校
■もともと移民者向けに英語カリキュラムを提供している学校
■仕事をしながらでも授業が取れるように、夜間授業や週末授業もある
【補足】
※見学日;2018年4月。
※以下の記事内にある学校HP情報・画像を含め、記事投稿時から更新・変更されている場合があるから注意してね
※日本人スタッフが駐在していたので、日本語でも問合せ可能(2018年現在)
2,さっそく感想
《全体の印象》
■移民のためのサポート等を行っている非営利組織が母体のため、他学校と比べて価格が安い
■ただし、他の語学学校と時間割や、学校のサポート体制、雰囲気が結構違う
■シーズンにもよるけれど、1クラスあたりの生徒数が他と比べ多め(最大20~25人)
■ダウンタウン中心地から若干外れた所にある(交通に不便は全くなし)
《向いてると思う人》
■「とにかく価格重視」「働きながら勉強したい」「生徒向けのワイワイきゃいきゃいしたアクティビティは不要」といった人
■自分オリジナルのカリキュラムを組みたい人
■他学校と比べると年齢層が若干高めな印象。社会人の人にとっては落ち着いていて良いかも
(他学校:20代前半が多い印象、この学校:20代後半~が多い印象)
《向いていないと思う人》
■少数クラスで授業を受けたい人
■放課後のアクティビティを活用して友達を作りたい人
■英語をどう勉強していいかわからない人
■学校のカウンセラーに学習相談にのってもらいたい人
《こくぶんは、通いたいか否か》
ひとまず、否。
「価格が他に比べ圧倒的に安い」という理由で本命はこの学校だったんだけれど、学校見学に行ってみて、他の語学学校と比べて
・学校の雰囲気が「淡白であっさり」していた
(アットホームな雰囲気の学校が希望)
・柔軟に授業変更が効かない印象
・1クラスあたりの生徒数が予想していたよりも多い
という、なんかイメージしていたの雰囲気と違かったからか、心に響かなかった。
ただし、「現地で働いている中で、やっぱり学校で英語を勉強したい!って気持ちになったら通いたい」という結論に達し、入学を見送った。
3,学校の詳細説明
《特徴・サポート》
【Good!】
■夜間授業がある
・6:30~9:00 pmの時間帯
・日中働いて、夜勉強することができる。これは他ではあまりないから素晴らしい
■専門的なコースが多数あり、かつ他学校と比べて料金が圧倒的に安い
(受講可能なコースの例)
TESOL/IELTS/ビジネス英語/グローバルツーリズム
■学校の先生の多くが教師としてのキャリアが長く、ベテランで優秀な方が多い
・これはあくまで学校スタッフ曰く、の話
・学校HPで確認すると、教師陣の基準は「大学学位取得者/英語教員資格あり/1年以上の教員経験あり」だそう
【Not Good…】
■入学当日にオリエンテーションが無い掲示板を見て自分のクラスを確認して授業に向かうという、なんというかちょっとあっさりドライ感
■アクティビティが、ほぼ無い
・あるとしたら1年に数回程度だそう
・私がこの学校に対して「あっさり淡白な感じだな」と印象を受けた1つの理由は、アクティビティが無いからかも知れない
■自分の目的やニーズに応じて授業を「カスタマイズ」できるが、少し難点が
・授業期間(サイクル)が決まっているから「2週間だけ受けたい」「あと1週間延長したい」という柔軟な選択が基本できない
・かつ、人気コースで席に空きが無い場合は申し込めない。埋まっている場合は、次のサイクルを待つしか無い
■学校側のサポートが、他校に比べて積極的ではない
・もちろん、学校スタッフに相談すれば何でも答えてくれるけれど、彼らは、学校運営に係る事務が主な業務っぽく、他学校と比べて「英語学習の相談いつでものりますよ!」みたいな姿勢ではなかった印象
【Other】
■英語のレベル分けは、1~8レベル
■「English Policy(=母国語の使用禁止)」といった学校独自のルールは特になし
《学生・クラス》
【雰囲気】
■「和気あいあい!」というより、落ち着いた雰囲気。
■「勉強したい」「働きながら学校に通いたい」「語学を習得して働いて永住権を獲得したい」
といったニーズが多い印象。
【国籍】
■南米系が多い(=移民目的が多いそう)
■アジア系(韓国人・日本人)は最近増えてきたらしいけど、少ない方とのこと。
詳細比率は不明。1クラス15人だとしたら、日本人は2~3人位らしい(約20%位)
【クラス人数】
■平均人数は12~15人。最大20~25人になることもある
夏は南米からもアジアからも学生が増える
《コース》
ざっくり分けて、コースは主に4つ。
①Comprehensive English Courses
包括的に英語を学びたい人のためのコース。一般英語
②Special Focus Short-Term Courses
直訳すると、短時間、特別集中型コース。選択コース
③English Test Preparation Courses
IELTS、TOEFLといったテスト準備のためのコース
④Career Diploma Programs
職歴のための学位取得コース。これも専門的なコース
「一般英語」を学びたい、という人は基本①Comprehensive Englishコースで良いと思う。
これに加えて②の選択コースをいくつか取って、自分の苦手分野を集中的に学ぶのもあり。
以下、もう少し詳しく4コースについて簡単に説明するね。
①Comprehensive English Courses
一般英語を学ぶコース。
上の画像の通り3つから選べるんだけど、「期間の長さ」と「パートタイムかフルタイムか」の違いによって分かれている。
以下さらに詳しく説明。
【Intensive English(英語集中コース)】
・4週間から申込み可。月~金
・パートタイムの授業で午前中(9:30~12:00)のみ
・英語レベルは3から受講可(初or中級から)
【General English(一般英語)】
・6週間から申込み可。月~木
・パートタイムの授業だけれど、午前(9:30~12:00)/午後(12:30~15:00)/夜間(18:30~21:00)から選べる。
※ただし、夜間の場合は火~金で、8週間からの申込みとなる
・英語レベルは1から受講可(超初級から)
【Other Full Time ESL Options(その他フルタイム授業)】
・6週間から申込み可。月~金
・フルタイム(9:30~15:00)の授業
おすすめのコースプラン
フルタイムの授業を受けるのではなく、
■午前中に「Intensive」か「General」を受け
■午後は自分の目的やニーズに合わせて以下に紹介する選択コースを取る
②Special Focus Short-Term Courses
一言で言うと「選択授業」。
自分が特に集中的に勉強したい or 興味のある授業を選択できるコース。
ただし注意なのは、毎日開催ではなく、週に1~2回開催となっていること。
また、時期や生徒人数に応じて開催クラスは変動するみたいだけど、現時点(2018年6月)でHPに記載されているもので1つだけ例に取って説明するね。
【Focus on Grammar(文法を集中的に学ぶ授業 ※画像一番上のコース)】
・5週間から申込み可
・毎週火・木曜の13:00~15:25。週2回のみ
選択コースは週に月~土まで開講しているから、うまく組み合わせれば、
・午前中に一般英語
・午後に好きな選択授業
といった自分オリジナルのカリキュラムを作ることが出来る。
これは逆に言えば、
「どうやって英語を勉強したらいいかわからい」
「苦手分野というか、全て苦手」
という人には不向きかもしれないから、そんな人は「フルタイムでの一般英語」にしよう。
③English Test Preparation
大学進学、TOEFLやIELTSといったテスト準備のためのコース。
これらもパートタイムかフルタイムか選べたり、受講するためには最低6週間からと、微妙に制限がある。
④Career Diploma Programs
学位取得コース。
「学位」というだけあって、最低8週間からと、ガチな感じ。これもパートかフルタイムかで選べる。
・ビジネス学位プログラム
・プロとしてのコミュニケーション&マーケティング学位
・TESOL(英語を教えるための資格)コース
・国際ビジネス・マネジメント学位
などなど、結構多様にある。個人的にもすごく興味あるコース。
以上がコースのざっくり説明。
より詳しい情報を得たい場合は、直接問い合わせてみてほしい。
《コース注意点》
ここまで読み進めていって、薄々お気づきの人もいるかもしれないけれど、他学校と比べて融通が効かない所がいくつかある。
それを以下3つにまとめたから、申込む前に再度読み直してほしい。
①1週間単位での受講を受付けていない
前述したけれど、例えば、「General English」を取る場合には、「6週間」が最低申込みの期間となってる。
理由は、6週間で1つの教材をやりきる計画になっているため。
これはつまり、
・「4週間だけ受講する」「1週間伸ばしたい」といったことができない
・スタート日が限られる(授業サイクルによるため)
ことを指す。
他学校に比べると柔軟性に乏しい印象だけれど、正直そこまで問題ではないとも思う。
②選択コースを選ぶ前に、注意したい3つの事
これもちらっと先に書いたけれど以下要チェック。
①選択授業は毎日開催ではない (※週に1~2回の開催)
②スタート日が限定されている (※月に2回程のチャンス)
③席に空きがない場合は受講できない(※夏場は注意らしい)
特に、「②授業スタート日が決まっている」には注意してほしい。
もし自分が取りたい選択コースがあっても、そのコースに応じてスタート日が決まっているから、他学校のような「毎週月曜日がスタート日」といった便利さがない。
【例】「午前中にGeneral English」「午後に選択コースのGrammar」を取得したい場合
■General English(一般英語)(※画像上)
・これを午前中に取るとする
・毎週月曜日がスタート日だから、チャンス多し。特に注意することはなし。
■Grammar(文法・選択コース)(※画像下)
・これは「火・木」の週2回のみの授業
・かつ、スタート日が月に2回しかない
この例の場合、スタート日は5月(May)は17日か22日かの2回。
ちなみに、もし席が埋まった場合は授業を取れず、次のスタート日まで待つしか無い
スタート日を決めてから申し込む必要あり
他学校だと、毎週月曜日が入学日(スタート日)に設定されている場合が多いが、この学校だと、選択科目で受けたい授業がある場合、「自分が取りたい選択科目に合わせて、まずはスタート日を決める」必要がある。
この点が、他学校と違ってちょっとやっかい。
ここまで読んで、「うわ…面倒くさっ…」と思う人がいるかも知れないけれど、次に記載する「価格」を見れば一気に興味がわくと思う!
《価格》
結論から言うと、他民間の語学学校と比べて授業料が約半分!
【一般英語】
※記載する料金は、CA$1=85円で計算(2018年現在)
まず、一般英語。
スピーキングやライティング、リーディング、リスニングなど漫勉なく学ぶ。
例えば、
・General English(一般英語)
・6週間
・午前中クラスのみ
を選択した場合、
入学料込みで、なんとCA$595(約50,575円)
※この例の場合だと入学金はCA$100
※実は入学金は選択するコースによって異なる。約CA$50~150。他学校と同じ位、もしくはそれより安い
【選択コース】
次に、選択コース。
自分がよりフォーカスしたいコースを複数受講することができる。
例えば、画像のコース一番上「Focus on Grammar(文法集中)」コースは、5週間でなんとCA$200(約17,000円)という安さ。
ただし、先程も言ったけれど、毎日開催ではないので注意。
《料金シミュレーション》
ここでは、一般的な語学学校同様
■午前に「一般英語」
→General English
■午後に「選択コース」
→Grammar(文法)、Speaking(会話)、Pronunciation(発音)
をそれぞれ受講する場合をシミュレーションの料金をみていこう。
【午前:一般英語】
General English 6週間 $495
【午後:選択コース】
・Grammar 5週間 $200(※1回1.5時間/火・木の週2回)
・Speaking 5週間 $200(※1回1.5時間/月・水の週2回)
・Pronunciation 6週間 $110(※1回3時間/金の週1回)
【入学金】
Registration Fees $100(※この組み合わせの場合の料金)
============================================
合計 $1,105(=約93,800円)
なんと、6週間通って10万円以下。
これは留学エージェントで紹介してる語学学校よりも約2分の1程度の料金(※)。
お金に制限があるけれど、どうしても語学学校に通いたい!という人にとっては、神のような学校。
実際に私も話を聞いて「これが非営利組織の力か…」と感動した。
(※6週間で換算した場合の比較。民間学校は、長く通えば通うだけ安くなる場合もある)
《立地》
■中心地からの若干離れた場所にあるけれど、電車で5~10分以内。
■最寄り駅から学校までは、徒歩5分程度と近い。
■写真で見ると右方向が学校。左は、特徴的な形が印象的な「科学博物館」
→この博物館の先は海で、周りにジョギング・散歩コースやサイクリングコースがあるから、夕方になると地元民が犬の散歩やらジョギングやら公園でまったりした感じの場所だよ。
■駅には朝7時くらいからやってるスタバ、ティム・ホートンズといったチェーン店がある。あと、24時間営業のA&Gとマクドナルドも近くにある。
■すぐ近くの公園の治安があまり良くない(ホームレスが多い)
■ダウンタウン中心街に比べるとお店は少なめだけれど、電車ですぐダウンタウンにいける
4,学校見学の様子
《学校見学:準備編》
さっそく学校見学の様子をシェア!
…とその前に。一応、私がどうやって学校見学を申込んだか以下に記載しようと思う。
(1)LCCのサイトに飛ぶ。「日本語」言語を選択可能。
(2)「CONTACT(問い合わせ)」をクリック。
(3)すると問い合わせ画面が現れるから、学校見学もしくはトライアルレッスンをしたい旨を入力して送信。
※日本語で入力してもいいと思うよ!(英語で送りたい方は、この記事参照)
(4)あとは返事を待つ
(5)返信が来たら、前々日~前日に、
再度確認も込めて「よろしくお願いします」メール送信。
▼日本語できた返信内容。トライアルレッスンはやっていなかった残念。
《学校見学:当日 ※写真あり》
【建物入り口】
・建物6階フロアがLCC学校。一見「ここでいいの?」と思う外観。
・当日、きちんと5分前に到着。ひときは目立つ茶色いビルの中に入っている。
【エントランス】
エレベーターを上がると、入り口が。
【事務所】
そのまま左に進むと、事務所入口。あっさり&淡白感がこの写真から伝わるかしら…
【廊下】
廊下と教室。オフィス!?みたいなクール感。1部屋1部屋、結構広い。
【教室】
教室の中。ごめん、授業中でこれが精一杯だった…すまぬ…でも、なかなか広い。
【ラウンジ】
・若干さみしい。けれど、電子レンジ、ウォーターサーバーがある。
・ちなみにパソコンは写真左奥に見える3台が生徒使用可能のものだった。
・プリンターはなかったから、おそらくオフィスで印刷を頼む感じかも。
【アクティビティ】
アクティビティはほぼ無いらしいけれど、私が見学に行った時にたまたまあったアクティビティ。クッキーを作るイベントみたい…
5,まとめ
以上、学校見学&説明を受けた感想と内容をシェアしてみた。
当初は、価格重視だったのでここにしようと考えてたけど、実際に見学に行ったら
・学校の雰囲気が予想と違かった
・カリキュラムが他学校に比べて融通が効かなそう
・入学式もアクティビティもなく、淡白な感じが自分に合わなそう
といった理由で入学には至らなかった。
ただ、現地で知り合った日本人でこの学校に通っている子がいて、その子いわく
「他の民間学校に比べてアットホーム感はないけれど、低価格で専門性の高い授業を受けられるのが良い。国籍も南米系を始め豊かだから友達も普通にできるよ!」
と言っていたので、人それぞれの好みによると思う。
何度も言うけれど、
「お金がないけどどうしても学校に通いたい!」
「働きながら学校に通いたい」
という人には学校の雰囲気に関わらずお勧めしたい学校。
何か質問があったら、ぜひ学校に問い合わせてみて:)
【最後に、余談】
この学校に関しては、本っっっ当にネット上に詳しい情報が無かった。
理由は「非営利組織」のため、現地カナダも含め「留学エージェント」との繋がりがほぼ無いからだそう。
私は、「バンクーバー 格安 語学学校」で調べてヒットしたブログで情報を探したんだけれど、詳しい情報が無さすぎたから、自分の目で確かめてきた。
そして、その時に得られた授業内容やら価格を載せてみたんだけれど、資金難でも留学したい!という誰かの役に立てたら本当に嬉しい。
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