【カナダ・ワーホリ】ホームステイ or シェアハウス。どっちがいいか決める前に考えたい3つのアイディア
- 2021.04.25
- 住む

【要点】
■ホームステイかシェアハウスか悩んでいる人は、まず紙とペンでイメージを書くべし
■次に、予算や英語力など、自分の現状を確認すべし
■それらを踏まえた上で、ホームステイを手配してもらうのがベストか、現地でシェアハウスを探すか判断すべし
【この記事はこんな人におすすめ】
・ホームステイかシェアハウスか、住まいをどうしようか悩んでいる人
・エージェントに手配してもらうのがベストなのかわからない人
ホームステイかシェアハウスか。決める前に考えたい3つのアイディア
ワーホリや留学で海外で生活を始めるにあたって、最も重要な判断になるであろう「住まい」について。
多くの人がイメージし、実際にポピュラーな方法な「ホームステイ」。
一方、多国籍な人と一緒に住む「シェアハウス」も選択肢として捨てがたい。
1年程度という短くも長くもない期間だからこそ、どちらにすればよいか悩む人、結構多いんじゃないだろうか。
今回は、実際にどちらにするか決める前の下準備として、ちょっと考えておきたい3つの事について、私こくぶんの経験も踏まえてシェアしたいと思う。
もし、住まいを決める上で、
「ホームステイの方が留学エージェントもおすすめしているし、友達もそうだったし…。とりあえずホームステイにしようかな。」
みたいな具合に、「何となく」という理由でホームステイにしようと思ってる人がいたら、まずはこの記事を読んでからもう一度考えてほしいと思う。
そして、この記事に加えて「ホームステイとシェアハウス、具体的にどちらの方がおすすめか?」という内容についても、以前書いた記事で詳しく書いたので、併せて参考にしてほしい。
(1)自分が思い描く海外生活を書き出してみる
ワーホリの場合、カナダで滞在出来るのは1年間。
この短いような長いような時間、どんな家に住んでいて、どんな人達と居て、どんな生活を送っていたいか。
1つ目のアイディアは、イメージをイラストでも言葉でも何でも良いから書き出してみる事。
■郊外の一軒家、周りは自然に囲まれたのどかな家でホストファミリーと住んでいる
■学校までは電車で通学。電車の中でも、周囲の会話でリスニングの勉強をしている
■世界各国から集ったルームメイト5人とたまにお酒を飲みながら語り明かしてる
■勉強に集中できる一人部屋で、快適に過ごしている
どんなイメージかは人それぞれだけれど、度が過ぎた妄想ではなく、できるだけ現実的なイメージであれば有るほどいいかもしれない。
何で最初にこれを問いかけたというと、
自分の希望や夢を少しでも具体的に描けば描くほど、それを現実にするための現実的な選択肢が見えてるから。
紙とペン(スマホでもいい)さえあれば出来るこの作業、ちょっとしたこのようで、結構大切。
もし、この過程を省いて、自分の住む場所についてちっとも掘り下げて考えず、
「みんなそうしてるから」
「エージェントがお勧めするから」
「海外留学・ワーホリと言えばホームステイだから」
といった具体に、いわば安易な理由で決めるのは、あまりにもったさすぎる。だって、一生に二度とやってこない海外生活かもしれないんだよ?
ということで、まずは、渡航前に抱いている自由な自分の心の声を聞いてみよう。
日本で過ごしているから、どんな生活になるかイメージできないよ!という人も、Youtueでも個人ブログでも、ネットを開けば1分でどんな世界か見えるかも知れない。
ぜひ自分がどんな海外生活を送りたいかイメージし、それを言葉にして書き出してみてほしい。
(2)自分のリソースを棚卸ししてみる
格好良く「resource(リソース)」なんて書いたけれど、日本語では「資源・資産」という意味。
ここでは「何かを実現するために(自分が持つ)要素や資源」みたいな解釈で捉えてほしい。
ということで、2つ目のアイディアは、(1)で書いた海外生活のイメージについて、今度はそれを実現するために自分のリソースを確認してみよう、という作業。
例えば、私こくぶんの場合は以下の通り。
【思い描く海外生活】
✔️日本人ルームメイトがいない環境
✔️国籍豊かなルームメイトとお酒飲んだり、語ったりあったり、程よい距離で生活している
✔️ダウンタウン周辺在住で、休日はカフェ巡りやウィンドーショッピングも楽しみたい
✔️通勤、通学は自転車
【自分のリソース(持っているもの)】
◆予算
・予算は少ないが、女性なので安全面の確保が最優先
・家賃は光熱費とネット込で月5~6万程度(CA$600~700)
◆語学
・中級(TOEIC:渡航時点で700点)
・電話でのやりとりは難しいけれど、メールなら時間をかければ何とか出来る
・英語表記のホームページを何となく読むことや、ネット経由の宿の予約は出来る
◆その他
・個人でアレンジした海外旅行の経験が何度かある
・リサーチスキルがある
・1人暮らしの経験がある(3年)
・5人暮らしのシェアハウスに住んでいた(3年)
・スキー場のまあまあ賑やかな社員寮に住んでいた(4ヶ月)
・フィリピンに語学留学した際、学校の寮に住んでいた(3ヶ月)
こんな感じで、自分のイメージや目的に対して、
・自分は何をどのくらい持っているか?
・どんなアプローチをすれば目的に近づけるか?
というリソースを、以上のように棚卸ししてみる。
すると、
■ホームステイも素敵だが、いい歳だし、できるだけ干渉されたくない気がしてきた
■かつ、他人と暮らすことに抵抗はないから、シェアハウスを自力で探そう
■自分のリサーチスキルを活かして、なんとか安くていい部屋を見つけよう
■さすがに日本から部屋を契約するのはリスキーだから、当面の宿は確保して、現地についてから部屋探しをしよう
といった具体的な方法が出てくる。
こうやって
「自分の希望」
「それを叶えるために自分が持っている物・できる事」
をそれぞれ確認すると、漠然とした不安は和らぐどころか、「これならできそう」という自信がついてくると思う。
実際、私は海外の住まいを自分で手配するのはこれが初めてで、正直不安だらけだったけれど、
自分の経験やスキル、予算といったリソースを土台に一つ一つ考えていった結果、むしろ「いけるっしょ!」と自信を持って渡航できた。
ちなみ、私の予算はさすがに低すぎるから、例えば以下のような場合もあげてみるね。
✔️多国籍なシェアハウスに住みたい
✔️予算は100~150万
✔️海外が初めてで英語は初級。英語が不安すぎる
という希望・リソースだとしたら、
■英語に不安があるから、まずは生活が慣れる2ヶ月程度はホームステイする
■ホームステイも、自力で探すのは不安だから、エージェントにお願いする
■ホームステイで譲れないのは、完全に英語環境であることと、学校から遠すぎないこと
■渡航後、ホームステイ先の家族や語学学校の友達に相談に乗ってもらいながら現地で部屋を探す
という方法が出てくるかも知れない。
こんな具合に、「なんとなく」ホームステイを選ぶよりも、理由と目的が明確になればなるほど、自分が下した選択に自信が持て結果に対して納得度が上がる。
ぜひちょっと考えてみてほしい。
(3)留学エージェントの提案が自分にとって最適か見極める
最後にシェアしたい3つ目のアイディアについて。
それが、多くの人がお世話になるであろう留学エージェントについて。
私は合計6社の無料サービスを活用させて頂きながら、結局留学エージェントを通さず渡航した。
で、6社一様に言えるのは
「語学学校+ホームステイ」のセット販売をまあまあ強めにお勧めしてくること。
むしろ「これが当たり前です」みたいに売っていた。
■最低3ヶ月は学校に通ったほうが良い
■環境や学校に慣れるまで、3ヶ月程度はホームステイを申し込んだほうが良い
こんな具合に。
1〜2社くらいだと疑問に思わなかったが、さすがに6社から基本的におすすめされると、ん?と思わざるを得ない。
言わんとしていることはわからなくないけれど、自分の予算やニーズに合わなかったし(私の渡航予算は50万)、
そもそも、留学エージェントの売り方が、留学生の個人差を無視した感じで気に食わかなった。
で、自分の経験をもって言えることは、
留学エージェントを利用する・しないに関わらず、「エージェントの提案が自分にとって最も最適」というわけではないということ。
これ、当然と言えば当然なのだけれど、
実際にエージェントとコンタクトをとるうちに、「エージェントの担当者が言ったこと=自分で考えたて下した判断」みたいに陥ってしまうこと、あるんです。あれよあれよという間に。
ということで、最後の3つ目のアイディア。
(1)や(2)で考えたような、まずは「自分の思い描くイメージ」や「自分が持っているもの」が土台にあって、その上で留学エージェントの提案が最適か?を判断すること。
例えば、あなたが「ひとまず留学エージェントに相談してみよう」と考えているとする。
そういう場合、プロの営業力で
「語学学校とホームステイはセットで申し込んだほうが良さそう…」
と、上手く流されて、渡航前にまあまあ大きな額をあっさり振り込んじゃう可能性がある(別にそれが悪い、という話ではない)。
エージェントも商売だし、もっと言えば「ホームステイ先の家庭」も商売として留学生を受けて入れている。
そして、エージェントもホームステイ先も、毎年何人も受け入れているだろうから、
・1~2ヶ月の超短期間ホームステイよりも、少なくとも3ヶ月もしくは6ヶ月を勧める
・できれば1年間の中長期間の契約をして手間を省いてかつ安定な利益を上げたい
なんてことは想像できる。
かれらの商売を理解した上で、自分の人生なんだから全て任せっきりにせず、自分の希望にとって本当にそれが最善・最適か、をきちんと判断してほしい。
ちなみに、なぜこの「ホームステイ+語学学校3ヶ月」が、王道プランになっているか。
それはわからん。正直。
ただ、生活の観点からすると、3ヶ月は環境に順応するのに適当な時間だとも思える。個人的な経験からしても。
つまりこんな具合。
1ヶ月目:右も左もわからない。学校も生活も、慣れるのが精一杯。
2ヶ月目:友達もできてきて、学校も生活も慣れてくる。家を探す余裕も出てくる。
3ヶ月目:本腰を入れて家を探せるようになる。
確かに3ヶ月あれば、学校や生活、土地勘など慣れた上で探せるから、比較的安心感があると思う。
(といいつつ、私こくぶんは、短期決戦型、渡航後2週間で家を決めた。)
つまり、「家を決めるに焦りたくない。むしろ、学校や生活に慣れた上でシェアハウスを探したい」という人にとっては、留学エージェントが何から何まで手配してくれるのはコスパもいいし、安心感があるとも思う。
結局何が言いたいかというと、何度も言うが、
「ただただ、留学エージェントの言う通りに事を進める」のではなく、「自分のニーズやリソースに対して、何が最も適切な判断か?」を自分の頭で考える事。
これが、とても重要だと思う。ぜひ、自分の希望や予算・渡航期間など総合的な観点から考えた上で、手配をお願いするか、ある程度までは自分で手配するかなど判断してほしい。
【参考】
留学エージェントについて、その決め方についての書いた記事を参考にどうぞ
以上、ワーホリをするにあたって考えたい3つのアイディアについて、自分の実体験も踏まえてシェアしてみた。
とは言いつつ、実際にホームステイやシェアハウスってどんな感じなんだろう?メリットとデメリットも知った上で考えたい。という人もいると思う。
そのことについては、以下の記事で紹介しているから、ぜひ併せて参考にしてほしい。
あなたのワーホリ生活が、少しでも素晴らしいものになりますように!
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